注:今回は鉄道貨車に興味のない方は、まったく内容が理解出来ませんのでスルーして下さい。



【大物車(おおものしゃ)】

主に発電所用の大型変圧器を輸送するために設計された専用貨車。

大物車に積載する貨物は「特大貨物」と呼ばれる。

最大級クラスの大きさを持つ鉄道車両でもある。

(ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋)


ここまでの話は鉄道好きなら意外と知れてる常識ですね。


そして大物車で運ぶ大型変圧器がコレ。
歩王の徒然なるままに…-07091

【変圧器(へんあつき、トランス(フォーマー)とも呼ぶ)】


交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電子部品。

その大きさ・重量から自動車輸送は難しく、

鉄道輸送(特大貨物)が一般的である。

形状的にも本体の上下部を絞るなど、

鉄道輸送を前提としたものが多い。

(変圧器メーカーサイトより)


変圧器の形状が

日本の鉄道の建築限界を前提に決められているという事実。

こりゃ、大型変圧器に興味がゆくのも無理ないです。


「設置が完了すると、

輸送用のフック(変圧器前後の丸く穴が開いている部分)が外され、

騒音を遮音するための防音室の中に収められることが多い。」


なるほど。

普段はなかなか目にすることが出来ないんですね。




そして、今回のことの発端はここから。


あるサイトで防音室に収まらない、

裸の状態で使用されている大型変圧器が2機、

ごく近所に存在するとの情報を目にしました。

大物車で輸送される、変圧器のあの特異な姿が拝めるとは…

こうなっては行かずにいられないのが人の心情、

雨の中行ってきました。



場所はこちらです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c10290

「JR東日本・仙台基地変電所」です。


仙台新幹線総合車両所の敷地内にあり、

西側を東北新幹線がかすめます。

近隣に住宅地がないことが、

防音室に収められなかった理由のようですね。


まずは変電所の近くまでやってきました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1028z

当たり前のことですが、周囲はフェンスで囲まれております。

しかも周辺は青々と雑草が生い茂って…

近くからはその姿を確認することが出来ませんでした。

果たして、大型変圧器を見つけることが出来るのでしょうか。


周辺を歩き、探し回ってから5分後に…


どこからか「ウゥ・・・・・・ン」という唸り音が!


ありました!
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1028y

反対側から見ると、こんな感じで。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1028x

紛れもなく特大貨物でお馴染みの、あの大型変圧器でした。


しかも、大物車にジョイントするための、

例のフックも付けっぱなしじゃないですか!


調べるとこの特大変圧器、

昭和53年にこの地にやって来たようです。

この変電所は当時の東北新幹線の試験線(仙台~古川)と、

新幹線車両基地に送電するために造られそうで。

未だ現役の大物貨車・シキ800によって、

ゆっくりと運ばれてきたようですね。

実物を目の前にすると、大物車の物々しい姿が目に浮かびます。



ところで、変圧器を見て興奮できるのは、

自分だけじゃないですよね。