注:今回は鉄道貨車に興味のない方は、まったく内容が理解出来ませんのでスルーして下さい。
【大物車(おおものしゃ)】
主に発電所用の大型変圧器を輸送するために設計された専用貨車。
大物車に積載する貨物は「特大貨物」と呼ばれる。
最大級クラスの大きさを持つ鉄道車両でもある。
(ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋)
ここまでの話は鉄道好きなら意外と知れてる常識ですね。
【変圧器(へんあつき、トランス(フォーマー)とも呼ぶ)】
交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電子部品。
その大きさ・重量から自動車輸送は難しく、
鉄道輸送(特大貨物)が一般的である。
形状的にも本体の上下部を絞るなど、
鉄道輸送を前提としたものが多い。
(変圧器メーカーサイトより)
変圧器の形状が
日本の鉄道の建築限界を前提に決められているという事実。
こりゃ、大型変圧器に興味がゆくのも無理ないです。
「設置が完了すると、
輸送用のフック(変圧器前後の丸く穴が開いている部分)が外され、
騒音を遮音するための防音室の中に収められることが多い。」
なるほど。
普段はなかなか目にすることが出来ないんですね。
そして、今回のことの発端はここから。
あるサイトで防音室に収まらない、
裸の状態で使用されている大型変圧器が2機、
ごく近所に存在するとの情報を目にしました。
大物車で輸送される、変圧器のあの特異な姿が拝めるとは…
こうなっては行かずにいられないのが人の心情、
雨の中行ってきました。
「JR東日本・仙台基地変電所」です。
仙台新幹線総合車両所の敷地内にあり、
西側を東北新幹線がかすめます。
近隣に住宅地がないことが、
防音室に収められなかった理由のようですね。
当たり前のことですが、周囲はフェンスで囲まれております。
しかも周辺は青々と雑草が生い茂って…
近くからはその姿を確認することが出来ませんでした。
果たして、大型変圧器を見つけることが出来るのでしょうか。
周辺を歩き、探し回ってから5分後に…
どこからか「ウゥ・・・・・・ン」という唸り音が!
紛れもなく特大貨物でお馴染みの、あの大型変圧器でした。
しかも、大物車にジョイントするための、
例のフックも付けっぱなしじゃないですか!
調べるとこの特大変圧器、
昭和53年にこの地にやって来たようです。
この変電所は当時の東北新幹線の試験線(仙台~古川)と、
新幹線車両基地に送電するために造られそうで。
未だ現役の大物貨車・シキ800によって、
ゆっくりと運ばれてきたようですね。
実物を目の前にすると、大物車の物々しい姿が目に浮かびます。
ところで、変圧器を見て興奮できるのは、
自分だけじゃないですよね。




