・大地の子・・・! | 日本哭檄節

日本哭檄節

サミュエル・ウルマンの『青春』の一節、
≪ 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。≫
こそ、人生の糧(よすが)か・・・!
既に古希寸前に達した今こそ、この言葉に励まされながら、さあ、もうひと踏ん張りしてみるか・・・(笑)

 いよいよあと一週間に迫った

『Inauguration of the new American president (=新アメリカ大統領就任式)・・・!』

を前に、けのふ(昨日)、彼の日本製鐵の

『US Steel Co., 買収劇・・・』

を廻って現れた

『クリーブランド・クリフス( Cleveland-Cliffs Inc)・・・』

と云う世界22位(=2022年)の粗鋼生産高の会社の

『ゴン・カルベス CEO・・・』

と云うお方が、『ここぞ』とばかりに、

『Nippon は、Chinaより悪い・・・!』

との罵詈雑言を吐かれたと報じて居たが、その中で、

『China に鉄の造り方を教えたのは、Japanだ・・・!』

と宣われて居るのを聴いて、想わず、

『ウン・・・、それは、あなたが正しい・・・!』

と頷く国賊ジジイ・・・(汗)

 

 殊は、あの『文化大革命』が終わりを告げ、『中国建国の父・毛沢東』の影響力が、あの『中南海(=中国共産党)』から消え、時代が『鄧小平時代』に移った頃、その鄧小平氏の掲げた

『改革開放政策(=路線)・・・』

の最難題で有る製鐵技術の一翼を担うべく、

『鉄の造り方を教えてくれ・・・!』

との懇願に、戦前の大陸進攻へのお詫び(=呵責)と、念願の

『日中国交正常化(=1972[昭和47]年)・・・』

が成ったことへの恩返しのつもりの

『Nippon国政府の依頼・・・』(=政府開発援助)

を受けて、1970年代半ばに、国策事業の一翼を担うべく中国(=上海)に渡ったのが、何処有ろう、今注目の『Nippon Steel(=日本製鐵)』の前身の

『新日本製鐵・・・』

だった訳で、そこら辺りを織り込んだ大作小説が、山崎豊子さん著作の

『大地の子・・・』(=1991[平成3]年・文藝春秋社刊)

では、具に描かれて居たわな・・・!

 

 この名作は、NHKが、後に

『日中合作の土曜ドラマ(=1997年)・・・』

として放映したから、原作を読まれた方も、ドラマを観たし憶えて居られる方も多かろうから筋書きは端折るが、その

『Nippon から鉄の造り方を教わった中国・・・』

が、そこからは、広い国土と有り余る労働力と資源にモノを云わせ、何時の間にか、それまで

『世界の鉄鋼王国・・・』

を自負して来たAmerica を楽々追い越し、その中心地だった『五大湖周辺』を『Rust Belt』と呼ばれる

『錆れた鉄の街・・・』

に陥れ、今や、世界で数えれば、鉄鋼業上位10社の内6社を占める

『鉄鋼大国・・・』

に為って居るのだから、親分国家の愛国主義経営者が、

『Chinaに鉄造りを教えた Japan が悪い・・・!』

と難癖を着けられ、

『昔は、屑鉄さえ買えなく為って、Pearl Harbor を仕掛けた国が、且つての我が国のNo.1製鐵会社を買収するとは、何事だ・・・!』

と毒吐かれるのも、立場が変われば頷けない屁理屈では無いような・・・?!

 

(画像は、東洋経済ONLINEより転写)

 

 時、恰も、あの猛獣TRUMP氏が、再度、

『Make America Great Again ・・・!』

と宣って煽っておいでのこの時期では、あのお国の色めき立った血の気の多い国民が、星条旗を振り翳しながら

『That's right... that's right...‼』(=そうだ、そうだ・・・!)

と云い出しそうな・・・?!

 

 当の

『教えた側(=日本製鐵)さん・・・』

は至ってご冷静なご様子で、

『我が社の提案が、BESTだ・・・!』

と気張っておいでの様だが、然て、この軍配はどちらに挙がるのかなあ・・・?

 

 新大統領の就任式にはお出ましに為らない『イシバ殿』らしいが、まあ、お出ましに為っても何も云え無いだろうから、今は、

『触らぬ神に祟り無し・・・!』

を決め込むのが

『賢明な策・・・!』

ってことなのかもな・・・?

 

 しかし・・・、飛んだ云い掛かり愛国者が現れたモノだわなあ・・・?!

 

『大地の子』で、Nippon国を背負って孤軍奮闘した

『東洋製鉄(=新日鉄)の松本耕次・上海所長(=仲代達也さん)・・・』

が聴いたら、この云い掛かりを何と想うのだろうか・・・?

 

 なかなか上手く捗らないプロジェクトに、中国政府とNippon(=政府&本社)の板挟みに相当苦労された場面の記憶が有るのだが、

『第二の毛沢東・・・』

を狙われる習近平さんには、そんな恩や苦労は関係無いのだろうな・・・?!

 

 などと・・・、遥か昔を想うジジイの駄文に付き合って頂いて居りましたら、御礼を申し上げます・・・(謝&拝)