先週末、宮内庁主催の秋季雅楽演奏会へ行ってきた。

こういう催しがあることを知ったのは、数年前の東御苑散歩。
桃華楽堂の脇の方から
人々がどっと出てくるのを目撃した。

調べると、そのあたりに内楽部があり、雅楽演奏会が催され、丁度終わったタイミングだったらしい。

申し込んで抽選に当たれば誰しもが演奏会出席の機会を得ることができる。
そうと知り、このほど初申し込みで初当選。

演奏中は写真撮影禁止だけれど、演奏前後はOK。
中はこんな感じ。





天井が洋風なのが目についたけれど、あとは見慣れないものたちばかり。





凝ったお飾りかと思いきや、お隣の方が、これは太鼓だと教えてくれた。
火焔太鼓というらしい。
それだけでなく、左手のこちらの模様は龍だけど、




右手の方は鳳凰の柄になっていると。
ほんとうだ。





配布された手元資料を見ると、雅楽には,日本固有の古楽と外来の楽舞音楽の2種があるという。
そのあたりも上述のサイトに詳しい。

お隣の方は、今の皇太子さまが独身の時から足を運び、
当時は写真など取りたい放題で、皇太子さまにカメラを向けてもOKだったそう。
いまも、正面の席に皇族方が来られるものの、撮影は禁止。
スマホで手軽に撮影でき、それをSMSにどんどん掲載する風潮になったせいもあるだろう。
「昔はおおらかだった」と。

開始が近づくと、次々と楽器が運ばれてきた。
琴もある。
詳細は、こちらに詳しい。
一部引用すると:

使用される楽器には,日本古来の神楽笛・和琴などのほかに,外来の笙(しょう・篳篥(ひちりき)・笛などの管楽器と,箏(そう)・琵琶などの絃楽器と,鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)・三の鼓(つづみ)などの打楽器があります。






そして、終了後の後片付け。↓


正直な感想: 
鎌倉の鶴岡八幡宮や恵比寿写真美術館などでかつて聞いたことがある雅楽と比べ
もちろん雰囲気がバッチリで、どっぷりその世界に浸ることができる。

ただし、楽曲そのものはどれも似ている気がして違いがよく分からない。
お正月にあちこちでやっている雅楽の演奏会の曲目も、
今回の曲目数種類も、みな同じに聞こえてしまう、我の耳が哀し。

さらに、主要音からタイミングをずらして弾かれる楽器・箇所もあり、一生懸命聞いていると、
そのズレがもしかして間違いだったのでは?なんて思えたりして、心落ち着かない(!)





舞の方はお面をつけている。
衣装の抑えめの豪華さが目を引く。
再びお隣の方のご意見:
「お面で顔は見えないけど、彼ら結構若いわね。
うなじが若者ぽかったわ」、と!


ちなみに、足元はなんと砂利!
その上に椅子が置かれているので安定が悪く、ぐらぐらするのを位置を変えて調整する人の姿も。




所要時間は1時間半。
演奏と舞いから構成され、カタログを見る限り、舞いは毎回装束も大幅に違うようだ。

この抽選、百戦錬磨と見られるお隣の方も、時々外れることがあるという。
また、遠方から来る人がいるから、午前中の方が当たる確率が多いのでは?と見立てていた。

また、席は全部確保されているとは限らず、ギリギリだと、席がないリスクがないとはいえない。
今回も立ち見があったけれど、スタッフの方が主ではあった印象で、一般客で立ち見がどのぐらい
出たのかは不明。
いずれにせよ直前に滑り込むのは危険と見た。


今回はこんな演目だった。

【管絃】
太食調音取(たいしきちょうのねとり), 合歓塩(がっかえん), 朗詠(ろうえい) 池冷(いけすずし), 長慶子(ちょうげい)し,
【舞楽】
蘇莫者(そまくしゃ), 進蘇利古(しんそり)