庭園美術館「オットー・クンツリ」展は、これまでとは一風変わった内容だった。
ジュエリーといっても宝石とは異なる切り片や小物たちがなどが広い部屋に宝探しをするように置かれているかと思えば、
新館の方では、ガラスケースに入った幾何学に切ったペンダントヘッドが並んでいる。
クンツリ氏は数学を愛した人らしく、切った断片がハート型になる
長い筒状の棒を称して、1㎜の愛と命名したり。
これを予算に応じてカットしてアクセサリーにしてください、という趣向らしい。
目を引いたのは普段滅多に公開されることのない金庫。
中をインスタレーションに使用していた。
もともと銀行にあったものがこちらに移設されたと聞く。


金庫を利用して中にジュエリー。
といってもドイツマルクを紐で通したものだ。
奥にある金の延べ棒はお菓子のチョコレート。

小さいものたち、コインやキーホルダーが並んだテーブル。
写真撮影OKスポットは限られている。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/151010-1227_kunzli.html
さらに、最近行った東京国立近代美術館では、「てぶくろ|ろくぶて」展が奥が深かった。
自分を取り巻く環境の裏表、内と外を、手袋のようにひっくりかえすことで
考えさせる哲学的な内容。
なぜセザンヌのブーケの絵がこの展示室にあるのか?
それは、裏と表から進んで視点の問題と結びつく。
それは、遠近法という固定的視点を嫌ったメルロ=ポンティが愛したのがセザンヌだったから、という話だ。
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/glove/
