踊ろう赤い靴 光の湖で♬

小鳥が舞うように 綺麗な輪を描こう♫

と暗い感じで始まるこの歌のフレーズ


私が子供の頃に流行った

ライバルに意地悪されながらも
プリマドンナになる夢を追い続ける
少女の物語を綴った子供向けTV番組

その主題歌である

当時この番組がどれ程の視聴率を稼いだかは

小学生だった私には興味の端にも引っかからなかったが

毎週繰り広げれるドラマに釘付けとなり


バレエリーナに強い憧れを抱き


きっとどの子もそうであったであろう

母親の三面鏡の前でつま先で立ち

ターンをしポージングをして物語の主人公に成りきるのである



子供というのは何も考えていないようで

よく親の事や家の経済状態を分かっており


いくら憧れたからと言っても

親に、バレエを習いたいなどという事を

口に出したりはしなかった

当時の私にはバレエとは

地球の裏側に行く程遠い

手の届かないハイカラな事であったのだ


せいぜい私にできるハイカラな事とは

地元の公民館が教室で

授業に必要だった

当時発売されたばかりの

ラジカセを片手にさげ

アメリカ帰りのお兄さんの

英会話教室に通うというのが関の山



それも、先生が宿題用の

会話文をラジカセに吹き込もうとして

うちの両親の夫婦喧嘩の罵り合いが

ラジカセから流れてきて

先生、生徒一同大爆笑

私の顔面がこれ以上赤くはならない程

真っ赤に染まり

どんなに恥ずかしかった事か

家に帰って怒りまくったのを覚えており


加えて英会話がスムーズに行かないと

先生から「罰として裸にするぞ」と脅され

「先生は変態だ!」と親に訴え

先行投資したラジカセは殆ど役目を果たす事なく

半年もせず教室を辞めてしまったのだ



英会話教室の近くには駄菓子屋があって


待ち時間にはそこで近所の子供らと

たむろするのであるが


時々、隣の小学校に通う

可愛らしい姉妹がお稽古事に通う為に

その前を通るのだ


私たち小汚い子供とはちがって

綺麗にとかされた黒髪は肩まであり

きっちり弛みなくハーフアップされ

それが清楚感を漂わせており


ワンピースに質のいいコートを羽織り

運動靴ではなくブーツを履いて

手にはバイオリンケースと

サブバッグを提げて

おすまししながら私達の前を通り過ぎていく


その他にお茶、お花、日本舞踊に
ピアノというお稽古はハイソ感漂うもので

私が習う

習字に算盤、算数学校、英会話教室の

庶民派なのとは

かけ離れたものであって

その美しい姿に

羨望の眼差しを送っていたのを

今でもはっきり覚えている


中学生になって同じ中学に通うようになり

時々姿を見かけるのだが

あんなに美しかった嬢さんが

あれよあれよと言う間に

不良の仲間入りとなり

大きく胸を開けた制服のブラウスと

丈の長いスカートが

ヤンチャぶりを物語っていた



いつの間にか

高校入学もあやぶい生徒に落ちていったのは

小さな頃から遊ぶ間もなく

毎日のように通わされていた

あの稽古事の反動であったと噂で聞いた


傍目から見れば憧れる暮らしぶりでも

当人は

駄菓子屋でたむろをしていた私達を

羨ましく思っていたんだと思うと

恵まれている事と満たされる事は別物である

と思ったものだ


ただ、私は彼女を見る度に

色々とあるであろう可能性を自ら潰しているようで

「あぁ勿体無いなぁー」と心底思っていた



前振りが長くなりましたが

子供の頃やってみたかったけれど

出来なかった事は

大人になってもふと思い出す事があり


私のドラえもんみたいなボディを


なんとかしたいと思った時に

バレエが脳裏に浮かび


そやそや私、バレエしたかったんやぁ


と思い出し


ちょっと端っこでもかじろうかと

ストレッチバレエの体験を申し込み

バレエシューズをポチッと購入した次第です



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続くかどうかは分からないけれど

この歳になったら

思い付いたことは

考えずにとにかくやってみる


話はそれからや(笑)



 
 
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