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股関節よりも起こりやすい「肩の脱臼」|ワンちゃんの肩関節を支える筋肉を解剖学で解説

 

チャオ!
株式会社チェリーィヌ
メンテナンスドッグマッサージ®本部スクール アプリシエ
代表 櫻井裕子です。
昨日は、上級コース「セラピストコース ベーシック講座」の月曜クラスでした😊
日曜クラスに比べて、月曜クラスは人数も多く、
なんとトリマーさんが8名も参加してくださっていて、ドッグセラピストを目指す皆さんと一緒に学んでいます。
[月曜クラスの記念写真 トリマーさん8名+セラピスト志望の皆さんと]
■ セラピストコース(ベーシック)12期生 5月スタート 2回目のテーマは「肩と腕の解剖学」
今回、Zoomのオンライン授業でじっくり学んだのはこちら👇

✔️肩関節・肘関節の屈伸
✔️肩関節の外転・内転(脇を開いたり閉じたりする動き)
✔️肩の外旋(外側にひねる動き)
✔️手根関節(前足首の関節)の屈伸
✔️指の屈伸

これらに関わる筋肉の解剖学を、ひとつひとつ丁寧に確認していきました。
■ 膝蓋骨脱臼の次に多いお悩みは「肩」
先日開催した「膝蓋骨脱臼のマッサージセミナー」には、37名もの方にお申込みいただきました🙏 本当にありがたい限りです。

そこでトリマーさんに直接お尋ねしてみたところ、膝蓋骨脱臼の次くらいに多かったお悩みが
「肩関節が外れやすくて、立つときに肩がカックンと力が入りにくくなってしまう」
というものでした。
■ 肩関節を安定させている筋肉たち
ここでメンテナンスドッグマッサージ®のミニレッスン♪

講義で扱った筋肉のシリーズのうち
今回このブログでフォーカスしたいのは、肩関節の安定化に関わる筋肉のシリーズ。

肩甲骨についているローテーターカフの4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)や、三角筋、上腕二頭筋は、肩関節を安定させるための大事な筋肉たちです。
[肩関節周りの筋肉(ローテーターカフの3つの筋肉)の解剖図]
棘下筋・棘上筋・小円筋の腱が肩関節を外側から安定させようとする

犬の解剖カラーリングアトラス(学窓社)の資料を基にAIが作製
[肩関節周りの筋肉(ローテーターカフ〈肩甲下筋〉)と上腕二頭筋の解剖図]
肩関節を内側から安定させようとする筋肉

犬の解剖カラーリングアトラス(学窓社)の資料を基にAIが作製
[肩関節周りの筋肉(三角筋)の解剖図]
肩関節を外側から安定させようとする筋肉

犬の解剖カラーリングアトラス(学窓社)の資料を基にAIが作製
股関節は、お尻の大きくてしっかりした筋肉に挟み込まれているので、構造的に安定しやすいんです。

それに比べて、肩関節を挟み込んでいる上腕二頭筋や三角筋は、股関節周りの筋肉ほど大きくて太いわけじゃないんです。

さらに、肩関節を外側・内側から支えるローテーターカフの4つの筋肉は、肩甲骨から始まって肩関節のジョイント部分をまたぎ、上腕骨に腱を伸ばして支えているだけの構造。

つまり解剖学的に見ても、肩関節は股関節よりも安定しにくいという特徴があることを、月曜クラスの皆さんにお伝えしました。
 
 
■ この知識がトリマーさんの現場で活きる理由
トリマーさんは爪切りをしたり、前肢を持ち上げて腕の毛をカットする時に、
ワンちゃんが嫌がらないように腕の関節の可動域を良くして保定する必要がありますよね。


肩関節・肘関節・手根関節・指の関節を動かす筋肉のしくみが分かっていると、

✔️爪切りやカットの時に、ワンちゃんの腕の持ち方がよくなる
✔️マッサージで関節の可動域が良くなると、ワンちゃんも協力してくれやすくなる
✔️結果として、作業時間が減らせる

という嬉しい声がトリマーさんから届いています😊

解剖学は「知っているだけ」のものじゃなくて、現場でちゃんと使える知識なんですよね。
今回ご紹介したセラピストコース ベーシック講座は、入門コースの基礎講座を修了された方が次に進めるステップアップ講座です。

ただいま、入門コース 基礎講座の10月クラスの募集をスタートしています📣
解剖学的な視点からワンちゃんの身体を見立てられるようになりたい方は、ぜひこの機会にご検討くださいね💌
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