やめた、やめた。


何時に帰るともわからない、電話1本よこさない男のために


わざわざ料理を作って、待ってるなんて、金輪際ごめんだ。


そう思ったら、すーっと楽になった。


と言っても、何も作らないというわけではない。


子供達と私の夕食は、当然作るわけで、それをたまたま早く帰宅した夫に、


わけてあげる形になる。カレーライスとかハンバーグというメニューの場合、


一見は、今までとあまりと変わらないように見えるかもしれない。


だが、味付けは大違い、子供達と私好みの味になっているのだ。


また、元来、夫は、こういった献立は好まない。


酒のつまみにもなるようなお惣菜が、たくさん並べば並ぶほど、機嫌がいい


といったタイプである。食べたい、と言われたら、すぐ作れる段取りだけは


しておいて、今までのようにきちんと作っておくのは、やめたのだ。


夫も、電話をしないことについて文句を言われなくなり、ほっとしたのか、


「今頃、帰ってきても何にもないよ。」と言っても、どうということもない。


もっと早く気がついていれば・・・と悔やまれたが、案外、人間というものは、


つまらないことにこだわって生きている、ということにすら、気づかない生き物なの


かもしれない。


その後、呆れたことに夫は、自分が帰る時に、あれほどかけなかった電話をかけてくるようになった。


「今、会社をでたとこ。」


「で、なに?」


「帰るよ」


「それだけ?」


「じゃね。」


早い帰宅の時も、普通の時も、やや遅い時もかけてくる。「どうして?」と、聞くと


「ご飯、食べるからさ。」という答え。


だけど、相変わらず真夜中以降の帰宅の時には、連絡なしである。


メールもなしである。たまに遅くなる時にかけるほうが、頻度としては、


はるかに少なくてすむはずなのに、どいうことなのか首を傾げてしまう。


夫が、(自分のことしか考えていない)と思えば、すべての辻褄は合うのだが・・・


帰宅が真夜中すぎるというのに、連絡をしない・・・・・・・マイナス20点