先日、Facebookのお知らせに
5年前のこんな投稿が上がってきました。
この頃はちょうど脳から見たWell-Beingについて
学びを深めていた時期で、たぶんこの投稿は
備忘録的につぶやいたのだと思います。
私たちは、放っておくとついつい
ネガティブなことを考えてしまう生き物です。
実はこれ、脳の仕組み上、仕方のないこと。
何もしていないとき
ついつい思考がひとり歩きしてしまうことを
「マインド・ワンダリング」と呼んだりします。
いま目の前にある物事とは関係のない
過去の後悔や未来の不安、あるいは
とりとめのない空想に、意識がふっと
持っていかれてしまうようなことって
誰にでもありますよね。
そんなとき、私たちの脳は優先的に
「不安要素」見つけ出そうとします。
これは脳の奥にある「扁桃体」が
高性能すぎる働きをしてしまうせい。
かつて野生の世界で生きていた頃
生き延びるために組み込まれたしくみが
現代を生きる私たちの脳にも残っています。
小さな物音を「猛獣の足音かも?」と疑うことは
命を守るために必要不可欠でしたから、脳は
「楽しいこと(ポジティブ)」よりも
「危険なこと(ネガティブ)」を優先して
キャッチするようにできているんです。
(ネがティビティ・バイアス)
だから、放っておくとマインドワンダリングは
ついつい無意識のうちに反省会や心配事の方へと
向かってしまいがち。
でも、脳の「3つのネットワーク」を知り
それをうまく使いこなすことで
ネガティブなマインド・ワンダリングから
抜け出すことができます。
脳の3つのネットワークとは
❏セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)
❏サリエンス・ネットワーク(SN)
❏デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
❏サリエンス・ネットワーク(SN)
❏デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
冒頭に書いた「能動性の脳の使い方」というのは
3つの脳のネットワークのうちのひとつ
セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク
を働かせるということです。
一方、マインド・ワンダリングの状態は
デフォルト・モード・ネットワークが
働いているとき。
そして、その状態に「気づく」のが
サリエンス・ネットワークの働き。
「あ、また嫌なことを考えてる(DMN)」
と気づいたら(SN)
「よし、今はこの呼吸に集中しよう」
「丁寧にお茶を淹れよう」など
具体的に何かに意識を向けてみる(CEN)。
これが「脳を能動的に使う」ということです。
ちなみに、マインドワンダリング自体が
悪者なわけではありません。
マインド・ワンダリング状態は
新しいアイデアが浮かぶ「創造性の源」
でもあると言われています。
だから大切なのは
マインド・ワンダリングを消し去ることではなく
「あ、今マインドワンダリングしてるな」
と気づくことです。
(SN:サリエンス・ネットワークの起動)
そして、もしネガティブに気づいたら
「よし、これをやろう!」と
意識的にCENへスイッチを切り替える。
おすすめは体を動かすこと。
中でも特におすすめしたいのが
ピラティスなどのレッスンを受けることです。
ウォーキングやジョギング
エアロバイクや水泳などの場合
自動化された運動動作だったりするので
デフォルト・モードになりやすい。
(ほら、お散歩中にアイデアが浮かぶ、とかあるでしょ!)
でも、インストラクターの指示を聞いて
その通りに体を動かそうとすることは
脳からのトップダウンの指令です。
ピラティスはさらに「感じるチカラ」を
促進する働きかけがあるから
よりマインド・ワンダリングから
抜け出しやすい。
お仕事帰りのピラティスで
嫌なことやストレスから解放されて
「すっきりした〜」と感じたりするのは
こんな脳のしくみが使われるからなんですよね。
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