宥和から中国の孤立化〜日本は宥和・中立維持か? | あらやす日(本)誌

宥和から中国の孤立化〜日本は宥和・中立維持か?

中国は、

東西冷戦終焉後、

共産党一党独裁のままにして、

民主主義の権利と人権を否定したまま、

資本主義の貪欲な精神だけを受容したことで、

中華主義の国家社会(全体)主義=帝国主義国になっている。

 

この専制的な中華主義の経済政策によって

現代的な植民地、植民地的な経済圏が拡大しており、

昔の旧植民地を継承している欧米の諸勢力やこれらの勢力と対立していた既存勢力が

共に中華主義を危険視、敵視しているのかもしれない。

また、

グローバリゼーションによる外国資本との連携よりも、

急激に大量供給している自国通貨「元」を武器にして自由に操作・管理して独占することで、

多(無)国籍的な国際金融等の外国資本との対立も生まれているようだ。

 

今まで世界で、

グローバリゼーション=多(無)国籍外国資本ともっとも対立しているのは…?

 

多(無)国籍外国系財閥を解体させたロシアは反グローバリズム国になり、

イスラエルと対立するイランやトルコも準対立国になっている可能性がある。

(トルコの経済危機はグローバリズム勢力が関与しているだろう…)

 

反グローバリズム国ロシアは、

東西冷戦終焉後に急激に蔓延した多(無)国籍的な多くの新興財閥を潰したことで、

その報復としてウクライナ独立運動が起きてウクライナを奪われたと言える。

(国名を出さない匿名的、無国籍的なグローバリズム勢力は、

 莫大な資金をウクライナ独立運動に投入したようだ…)

ロシアの経済力、国際金融の力は弱体化しており、

反グローバリズムの思想上、政治上は、

ロシアと中国は連携しやすく、軍事上では連携しやすいが、

通貨を武器にする経済戦争の連携は困難だろう。

 

アメリカ(ドルの国際金融界)と多(無)国籍外国系資本が連携して先導する

国際金融世界の中で

連携・同盟関係を構築しにくい中国の帝国主義(元の絶対主義)では、

中国を孤立化させる可能性がある。

 
 

さて、

はて、

日本はどうするか?

 

日本では、

日米戦争の敗戦以来、

一見して民主化をキャッチコピーにして国会(立法権)を尊重しているが、

反・民主主義の中国の共産党一党独裁統治のように、

実際、行政権=官僚主義がもっとも力をもっている。

ただ、日本の彼らには中国・共産党の中華主義のような過激な貪欲さはないが

自尊心や特権意識は中国を超えるかもしれない。

(憲法上、「三権分立」(国会、行政機関、裁判所)を単なる理想論にせずに

 日本の「行政権」の肥大現象を言説として客観視する論調が京大系学者にはあったが、

 行政権を握る東大系がこの現実を客観視する視線を潰している…)

 

一見して、日本は民主主義の国で、

アジアでもっとも民主化されているが、

アジアだけでなく欧米でも民主化はまだ発展途上にある。

 

日本では、

財務省が没・民主主義の行政権力トップ層に君臨して

財政規律と現状維持の信仰心に固執することで増税路線をつくり、

国会の立法権=国家政策の自由度を失わせている。

(改善・改革・イノベーションよりも法令遵守・現状維持…)

 

そのために、

特にここ四半世紀以上、

増税路線を敷いて、

長い目で見る経済成長のための公共投資を抑制し、

同時に、

左派系の積極的支援も受けて増税で支える社会保障ファースト主義になっている。

(日本社会では東西冷戦時の非公式な東西・中立化政策の土壌で、

 左派系、左派的思考は濃厚に温存されている…)

 

民主主義の象徴である国会(立法権)や世論でも

行政権と連携して近視的・乱視的思考に陥っている。

(重大な増税路線の国策、中国・北朝鮮問題を論外にして、

 モリカケ問題で財務省、今年は文科省もからめて政権批判…

 アメリカ・ファースト主義ならば国益を論外にする日本は…日本・マイナス主義か?)

ここ四半世紀以上、

日本はデフレ&低経済成長を生む構造から抜け出せない。

(明確にマイナスにしない、明確にプラスにもならない構造のままのようだが…

 実際、地盤沈下中…)

 

増税信仰の宗主・財務省と

増税を正当化できる社会保障の主幹・厚労省等の官僚主義では、

国益を明確にプラスにすることよりも、

自己保身と現状維持だけに専念しているように見える。

国際的な経済・金融問題についても、

当然、国益尊重の思考はせずに、

世界の動向、特に国際金融資本の動向に支配されやすい。

(通貨「円」は「ドル」に支配され、中国通貨「元」にも支配されやすくなったが…

 2013年以降、安倍政権になって財務省から日本銀行を切り離したことで、

 昔よりも日銀を独立化(ほぼ民主化)させたので昔よりも「円」防衛でき、

 財務省の屁理屈も崩せる金融体制になりつつある…)

 

米・オバマ政権以降、

アメリカは対中宥和政策を捨ててほぼ米中冷戦に入っており、

世界、特に欧米諸国、多(無)国籍的外国系資本の大きな流れとして、

対中宥和政策から中国の孤立化政策に向かっているとすれば…

 

ここ半世紀以上、

旧・西側で日米同盟上アメリカ寄りで、

特にアメリカの姿勢に同調しやすいのが日本の現代的官僚主義の思考だった。

(昔も世界の罠に同調して巻き込まれたが…)

ならば、

中国の孤立化の動きに同調し、

中国との友好関係を単純に深めてゆくことはないだろう。

(この同調ならば安心感もあるが…

 もし、中華主義と多(無)国籍的外国系資本が連携したら…

 この連携に単純に同調しがちな未熟な受け身姿勢の日本は、

 最悪の泥沼に巻き込まれてゆくことになる…)

しかし、

東西冷戦終焉で、

世界のゲームの規則が複雑化して変容しつつあり、

日本の政界、世論は、

昔ほどアメリカに同調していない。

 

孤立化した中国の行く末は…?

すでに

世界の対中宥和政策で中華主義の領土・領海・経済圏は拡大しており、

この勢力圏=中華圏を防衛することになるのかもしれない。

さながら宥和政策で領土拡大したドイツ・ナチスのように

拡大した中華主義の領土・領海・経済圏を防衛するために

経済戦争ではない戦乱を起こす可能性が高まるだろう。

(Aの宥和政策がBの戦争・大恐慌・経済危機を起こした場合…

 Aの宥和政策にも罪がある…

 ここ半世紀、日本はAになりやすい…)

 

【蛇足】中華主義、アメリカ・ファースト主義、日本?

・中国の中華主義には、アメリカ・ファースト主義のようにセカンド・サードの優先順位をつくる概念はまったくないので、従来の絶対主義の帝国主義になる。ただ、今ままでアメリカ・ファースト主義を簡単に批判することはあるが、南シナ海を海洋侵略し、軍事・経済植民地化を進める中国を客観視せずに批判しない世論操作は、まさしく自由放任・放置による対中宥和政策そのものを見事に証明している。日本は…ファースト・セカンドどころか、外野か観客席の立ち位置か?

 

【蛇足】世界通貨のヒエラルキー

・中華主義・中国の通貨「元」は、欧米や外国通貨を支配する多(無)国籍系の特権階層との連携はつくりにくく、中華主義の絶対主義上で金融界のドル等の外国通貨を大胆に支配してゆく動きがあるのだろう。

すなわち、中華主義の通貨が理想にしている世界観は、

元>>ドル>ユーロ>>円

しかし、中国の信用性と共に、通貨「元」を信用できない情勢になって

既存通貨のドル・ユーロ・円の交換価値を優先させたい時代に入りつつあるのだろう。

欧米、多(無)国籍系の国際金融界が固定させたい、為替の交換価値は、

ドル>ユーロ>円>元

か?