しばらくすると20畳二間ほどの座敷は人でいっぱい。
昨日まで熱があり、体調が悪い父は既にお疲れモード。
ここで副住職登場。
高橋克実くりそつ。
話もおもしろかった。
よぼよぼの人はあまりいないものの、
歳相応に足腰が弱く座椅子が必要な人もちらほら居る会場を見て
「これから、地下(控え室は2階)の納骨堂に階段で降りていただきますが、降りられない方には飛行機・・・じゃなかった・・エレベーターで降りていただくこともできますので・・・。」
とジョークを交えて案内してくれた。
これからの手順の説明が済み、各家代表1名が納骨式に参列するため
一足先に降りる。
狭い納骨堂にこの人数は入りきれない。
我が家は体調不良の父の代わりに母が行った。
父にエレベーターで降りようかと促したが、「大丈夫」と言うので、後の集団に付いて階段で降りた。
これが間違い。
案内が早すぎたのか階段の途中で足止め。
しばらく静かにまっていた人たちもブチブチ言い出した。
「早く呼びすぎよ~。ぶつぶつ。」
「こんな事なら、ビデオを写してそれを控え室に流してくれればいいのに。
ブツブツ」
薄暗い階段で階下の納骨堂で何が行われているのかさえわからない。
周りの人たちが文句言うのもわからないではない。
こっちは具合の悪い父が気になる。
階段でふら付いたら危ない。
運よく踊り場で止まったので、
周りの人も何人か階段に腰掛けていた。
暑くもなく、寒くもなくという日で良かった。
15分くらい待たされただろうか。
ぼちぼちと動き出し納骨堂へ。
副住職の説明で「焼香は1回で」ということだったが
なるほどこの人数が2回やったら地下の納骨堂は煙が充満。
ダクトは付いているものの追いつかない。
地下のお墓はやはり制約は多い。
個人個人のお墓は
供花×供物×線香×。
草取りをしなくても良いという利点はあるけれど
ちょっと味気ないかな?
真ん中祭壇で1回のみの焼香を済ませ、開眼が終わった我が家の
納骨壇をちらっと拝んで流れ作業の参拝はとっとと終わった。
15分待って、3分間診療だった。
お父さんおつかれ。
再度、2階の控え室に戻り、先に着いていた母と合流。
正住職が来るまでの間、話を聞かせてくれた。
「焼香は今回、1回と言っていましたが、皆さんいつもの癖で2回やっちゃってる方がたくさんいましたねえ。(みんなお歳のせいで言われたこと忘れちゃってんだけど)焼香は普段2回行うことになっていますが、1回でも良いのです。2回行うという意味は・・・」
う~ん。話の続きが聞きたかったな。
父が「あの住職は多分総本山から来たエリートだな。
副住職はたたき上げっちゅうところか」と言っていた。
「あの二人、何となくしっくりとはいってないな。」
さすがサラリーマン歴うん十年。
でも私もそれは感じたな。
正住職の話があったが、やはりあまり記憶には残らなかった。
今回この納骨堂の企画販売をしている会社の人の話があり、
お開き。
父も帰りには少し元気を取り戻して無事納骨開眼式は終了した。
さて、家に帰って、うちの13番に今日の話をしてみた。
山田家も新家で墓はまだない。
愚にもつかないガラクタを相変わらず買い集めている
じいさんだもの、もしかしたらこっちに興味を持つかと期待して
実家からもらってきた墓地の募集広告を見せたが
あと20年は生きると豪語するじいさんには
無用の長物だったようだ。





