いつもとかわらぬ二人の食事風景
むかしから、食事に時間をかけるじいさんと
早飯喰いのばあちゃん。
嚥下能力が落ちて来ている上、手の自由が利かなくなって
きたじいさんは、1回の食事に1時間以上かかる。
『糖尿病は食べたい病』を地で行くばあちゃんは
ますますスピーディーに。
高校生の三男以外の四人はメタボが気になるので
ひかえめに。(今日の晩ご飯は五人)
で、この日も数分でたいらげてしまった
ばあちゃん。
租借時間が短いものだから、多分満腹中枢は
刺激されないまま、向かい側でぼ~っと
じいさんが食べ終えるのを待ってた。
じいさん「な~にをいっとる。お前もう食っちゃったやないか。」
ばあちゃんは食べちゃったことなど覚えてない。
じいさんがゆっくりうまそうに食べている
サイコロステーキは、今初めて見るものなんだ。
「まあ、食べちゃいかんということだわね。」
ぶつぶつぶつぶつ・・・・。 ふてくされるばあちゃん。
食欲は尽きることなく、ますます旺盛に。
「うちのヨメはごはんも食べさせてくれん。よよよよよ。」
と言い出すのも近いかもな。








