久しぶりに
あかんべえ
を、読み返す。
高熱のため彼岸に渡りかけて以来、
幽霊が見えるようになった女の子、おりんが主人公のお話。
怖いのは、幽霊じゃない。
人の心の闇が、一番怖い。
父親に、古井戸に投げ込まれ、
月が欠けたり、満ちたりする様を、
骨と朽ちてゆく身で見上げ続ける。
悲しい。
ただただ、悲しい。
人は誰しも、
自分の中の闇に、
引きずりこまれそうになる時がある。
欲。
迷い。
妬み。
劣等感。
あたりが、すうっと暗くなっていく。
色を喪う。
何も見えない。
何も聞こえない。
自分の体の境界線が、
闇に溶けていきそうだ。
そんな時があるのだと、
私は思う。
でも、
一筋の光すら射さない場所へは行きたくない。
人を殺す。
それは、闇になること。
闇そのものに。
と、なんだか重くなりましたが、
このお話は、ファンタジーです。
読み終えると、
心が清められたかのような気分になります。
料理屋さんが舞台なので、
読んでるだけで涎が…★
描写が、とても美味しそう。
船橋屋の葛餅が出てくる箇所があって、
うわぁ~
久しぶりに船橋屋の葛餅、
食べてぇ~! (´Д`)
と、思いながら、
新屋の抹茶オーレ大福にかぶりつきました笑

