美しい映画を観ました。
『ヘルタースケルター』2012年
公開当時より10年以上経て、さらに素晴らしいという印象が強まった。
『整形』がひとつのキーワードだけど
女性に生まれ問答無用で美醜の評価の対象になる世の不公平さと
それでも女性であることの喜びを感じる作品。
監督は写真家・蜷川実花さん。
幻想的のような
ちょっと毒づいたメルヘンのような
パキッとした色合いが独特で美しいです![]()
映画の中でもおしゃれな映像美をたっぷり堪能できます![]()
絵みたい。不思議な蜷川実花ワールド↓
話しは戻って、
類稀なる美貌と完璧なスタイルを持つ
トップモデルのリリコ(沢尻エリカ)。
彼女の美しさは全身整形によるものだった。
度重なる手術の後遺症が現れ始めてから
彼女は失っていく美貌と世間から忘れ去られる恐怖で次第に心も身体も壊れていく、、、
儚さと強さ
愛憎劇
自身満々なプライドの高さも
泣いて叫んでボロボロな姿も
感情剥き出しで繊細で人間らしい
大衆に翻弄されながら堕ちていくが、
自分の進む道は自分で決めるという覚悟を持った気丈でラストへ向かっていく。
リリコ役に彼女はピッタリだった。
もちろん周りを固める俳優陣も魅力的!
熱量のある作品は時が経っても色褪せないのだなぁ。
1秒にも満たない、ファッションシーンの数々も圧巻です!
一体何十着分あるんだろうか!?
色鮮やかなお世界の虜になるかも![]()
たった14年で整形のイメージも、浸透力もだいぶ変わったと思う。
技術もここまで早く進歩したことに驚きだし、需要が生まれるのはやはりSNSやメディアの影響が多いんだろうな。
だからこそ、この映画こ現実味が増して新鮮な衝撃を受けました。
ただシンプルに美しさを楽しむのもおすすめです。
余談ですが、私の整形知識は
YouTubeチャンネル『ラストコール』で得たにわかのにわか情報です。
キャバクラ・ホストがメインキャストで、あまりに軽〜いテンションでカラダや顔に対して「切る・削る・入れる」というワードが飛び交うのでこっちの常識がバカになりそう(笑)
若さは美しいけれど、美しさは若さじゃない。
美はもっと深くて複雑であらゆるものを豊かに含んでいる。
このセリフが好きだ。




