チャオチャオ~ お茶目な楽天家である あたちの おともだちぃぃ~ (◕‿◡✿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メトロノームがテンポを刻む

膨大な本や資料が並ぶ書斎に 体操着を着たその人があらわれ

おもむろにストレッチを始める

反復運動によって 映画の語り口が伝わる

音楽とは 一小雪ごとに異なる音を連ねて

人々の感情を揺らす反復の芸術

その連鎖が世界共通の言語となって 人の心を動かす

その人にとって 大いなる反復運動である音楽は

単に繰り返すことでのうて 

常に新しいトキメキに満ちた出逢いであり 挑戦である

 

 

 

 

ジュゼッペ・トルナトーレ監督が 

心の師であり パートナーである作曲家エンニオ・モリコーネの

ドキュメンタリーを撮った

 

教養に充ち溢れた豊穣の映画の旅が堪能できる

映画の教養 その本質を裏付けるのが

唯一無二のマエストロ モリコーネその人となれば尚更

 

千載一遇 カメラの前で モリコーネが自らを語るただ一度の機会が訪れた

「 語る 」と 決めた巨匠は まるで昨日作曲したかのように

自身が生み出した映画音楽創作の秘密を明かした

その裏側を余すところなく伝えようとする

息せききって話始めると瞳が耀き眼光に力が漲る

言葉だけでは足りないとばかりにオーケストラを指揮するかのように

身振り手振りをまじえ 創作渦中の鮮明な記憶を語っていく

 

この映画は過去を疎かにしない

父に命じられて若くしてトランぺッターとなった過程で

作曲を学んだこと

生涯の師となるゴッフレード・パトラッシュとの出逢い

編曲者として大胆なアレンジによってヒットメーカーとなった音楽武道修行時代

モリコーネの礎 原点となった体験談に耳を傾ける

 

音楽とは何かを学び

自分だけの編曲センスで頭角をあらわしたモリコーネは

出会うべくして映画と邂逅し 音楽技法をロジカルに構築し

製作者の意図を汲み取りながら 感性に裏打ちされた独自の音階を創造した

あるときは 撮影された映像を観て

あるときは 無名の監督から託された脚本を読み

あるときは 音楽を拒絶する監督の撮影現場を訪れて依頼を受けた

 

 

 

 

 

 

引退を仄めかしながらも 88年の「ニューシネマパラダイス」では

全く無名だったトルナトーレの脚本を読んで即決

音楽の決め手を問われた巨匠は 

曲が完成すると 「妻のマリアに聴いてもらうことにした」と 答えている

若き日に出会い生涯を共にした妻のマリアさんは

モリコーネにとって世界で最初の聴衆であり

どんなことも話せる観客であった

青年時代に押し付けられたトランペットは 

父が吹けなくなったころから逝去するまで使わなかったとも

 

そんなモリコーネが生涯唯一の心残りは

「時計じかけのオレンジ」(1971)制作中の

スタンリー・キューブリックからの依頼を 盟友レオーネに反対されて断られたこと

作曲するために ピアノもギターも必要とせず

湧き上がる音を譜面に記していく

国境をこえて活躍する優れた映画監督のために

観客の心をより豊かにするため

一作ごとに教養に感性を注いで作曲しつづけたモリコーネ

その映画人生こそ

「我が生涯に悔いなし」 と 呼べるものではないだろうか

 

「 教養 」 とは何か

一言で表すなら ❝ 精神の豊かさ ❞  である

 

 

 

 

 

 

「 ニュー・シネマ・パラダイス 」の ジュゼッペ・トルナトーレ監督が

師であり友でもある巨匠に迫ったドキュメンタリー

 

1961年のデビュー以来 500作品以上の映画や テレビ音楽を手掛け

2002年7月に惜しまれながら この世を去ったモリコーネ

傑作から選ばれた名場面や 最高の音響技術で再現されたコンサートツアーの演奏

クェンティン・タランティーノ

クリント・イーストウッド

ウォン・カーウェイ

オリバー・ストーンら錚々たる顔ぶれの監督 プロデューサー 音楽家への

インタビューを通して いかにして偉業を成し遂げたのかを解き明かしていく

 

さらに モリコーネのプライベートライフ コメント

初公開のアーカイブ映像なとにより

巨匠モリコーネのチャーミングな人間性にも迫っている

 

制作は 2021年 157分 イタリアにて

日夲公開は 2年後の昨年 2023年1月13日

公開劇場もとても少なく 公開期日もとても短く

痛む體で 悩みに悩んだあげく まみえることかなわず

せめて せめて と

映画パンプレットを 探して迎えました

あれから 一年あまり ありがとうございます

媒体が販売になりました

 

 

巨匠の素顔 映画館のスクリーンで

巨匠の愛する音楽 映画館の音響で

遭遇したかった は やまやまなれど

こういう形で 迎えられることの恩恵に 感無量

 

 

 

 

このブルーレイ

降誕日祝いとして 自分に贈ろうと思っとるの~ん 

♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪