おはようございます。

片づけコンサルタントの
磯部恵子です。




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先月、39年間、私のそばにいてくれた、こちらの辞典を手放しました。

「日本国語大辞典 縮刷版」 (全10巻)

国語科の教員になったお祝いに、
父が買ってくれたものです。

ある国立大学の研究室で助手をしていた知り合いが、
「自分を通して買うと、少し安くなる」と言ってくれたので、

父と2人で、その人の研究室まで取りに行き、登山用リュックに5冊ずつ入れ、
父と持って帰ってきた思い出の品です。

私は大学時代、山歩きをしていたので、さほど重くは感じませんでしたが、50代半ばの父には、かなりこたえたのではないかと思います。

使用頻度が、それほど高いわけではありませんでしたが、ある言葉について深く知りたいと思う時に、いつもそばにあって、頼りになる存在でした。




2014年、私は片づけコンサルタントになり、
教員を辞めました。

2012年に、こんまりさんの個人レッスンを経て、片づけ祭りを終えていましたが、

その時点では、まだ家庭教師をしていたので、
この辞典は、そばにありました。

2年後、コンサルタントになり、家庭教師をやめたので、受験参考書や、過去問題集と共に、
この辞書も手放そうかと考えました。

本棚から出して眺めていると、
夫がぽつんと言いました。

「その辞書は捨てちゃだめだよ。
恵子の大切なものだから」

実は、夫もこの辞書のファンで、
時々使っていたのです。

普通の辞書には載っていない言葉も、必ず載っていたので、夫も絶大な信頼を寄せていました。

嫁入り道具として持ってきて以来、
この辞書は、
私たちの共有財産になっていたことに、
気が付きました。

そうか、私の一存で捨ててはいけないのか…

あれから6年、
再びこの辞書に
スポットライトが当たる日が来ました。

昨年末から、私の中で
「なんとなく取ってあるモノ」が
気になりだしていたのです。

そうだ、もう一度、片づけ祭りをやってみよう。

こんまりメソッドの順番にしたがい、
洋服から始めました。

ちょっと窮屈そうだったクローゼットの
風通しが良くなりました。

そして本。

我が家の2階の廊下には、
大きな作り付けの本棚があるのですが、


そこには、夫と共有の本がたくさんあります。

タイミングよく在宅時間が増えた夫と一緒に、
本の片づけ祭りをすることができました。

日本国語大辞典!

1冊1冊が、とても重い…

老眼鏡をかけた上に
ルーペを使わないと
読み取れないほどの小さい活字…

教員を辞めてから、ほとんど使っていない…

既にiPadの中に、アプリで、
精選版・日本国語大辞典が入っている…





私の中で、「手放そう」という思いは
固まりました。

それでも、なお、

この子たちが、再び活躍する場はないのか、
と考えました。

古書店や、図書館に問い合わせましたが、

新しいバージョンが20年前に出ており、
さすがに40年も前の辞典は
需要がないとのことでした…

夫にも、そのことを話し、
手放すことを了承してもらいました。

丁寧にお別れをしよう、
と決めました。

1冊、1冊手に取りながら、
自然に言葉が溢れてきました。

ー 40年近く、そばにいてくれてありがとう。

ー 考えたら、親と暮らした29年間よりもずっと長い時間、一緒にいたんだね。

ー 私の人生の3分の2、
一緒にいたことになるんだね。

ー 夫とは32年、一緒にいるけど、
今の時点では、それより長いんだ…

ー たくさんお世話になりました。ありがとう、ありがとう、ありがとう…
本当に、ありがとうございました!

しっかり感謝を伝えたら、
気持ちがスッキリしました。

そして、しっかり手放す決意ができるまで、
10日ほど、和室の1番いい場所に居てもらい、
最後の日々を味わうことにしました。



次の資源回収日は、木曜日。

その日が晴れていたらお別れです。
(思い出品は、晴れた日に、他のものとは混ぜず、それだけを、きれいな形で、送り出します)

最後に、全員集合の記念写真を撮りました。





そして、

1ページだけ切り取らせてもらいました。




ときめき  ときめく  

ときめかし ときめかす

「ときめく」は「時めく」が語源の大和言葉です。

源氏物語の冒頭にも出てきます

結婚式の引き出物を入れる、大きなしっかりとした紙袋に5冊ずつ入れました。

桜が咲き始めた3月の木曜日、

辞書たちは旅立っていきました。

こんまりさん主催のオンラインサロンでは、毎月、その月のテーマが出されます。

3月のテーマが「手放し上手」でした。

そのテーマを見た時に、頭の中に浮かんだ映像が、この辞典たちでした。

こんまりさんに背中を押された形で、
大切なものと、しっかり時間をかけて、お別れすることができました。







手放しにくいモノほど、しっかりと感謝を伝える。

すぐに捨てられなければ、時間をかけてお別れする。

きれいな形で、晴れた日に送り出す。





今まで辞書たちが居た場所が、
ぽっかりと空きました。

きっと、そこにまた、新しいときめきが入ってくるでしょう。

空いた空間は、無理に埋めようとしなくても大丈夫です。

自然に、ときめくモノが入ってくるのを待っています。





こんまりメソッドのエッセンスをわかりやすくお伝えする
「こんまりメソッドワークショップ」を新しくリリースします。

旧「こんまり流片づけ体験セミナー」をリニューアルしました。

コロナのこともあるので、
しばらくはオンラインか、

マンツーマンで、拙宅の風通しのよい明るい和室で開催しようと思っています。

お問い合わせや、お申し込みは

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今日もときめく1日になりますように。

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