阿川 千晶です。
娘の受験中は親もソワソワな時期では
ありますが、ちょこちょこと展示会も見て廻っています。
汐留にあるパナソニックミュージアムにて開催中の
エコール・ド・パリの貴公子「パスキン展」へ初日に行って参りました。

「パスキン」ってご存知ですか。
1920年代にパリに集まった
異邦人画家グループのひとり
「エコール・ド・パリ」の画家として
知られるブルガリア生まれの画家
ジュール・パスキン
私のブログの読者さまなら
【朝の1枚】で最近UPした「カフェのシーンの絵」
って言った方がすぐ思い浮かぶかしら?!
≪キューバでの集い≫1915-17 アメリカ時代の秀作
私がはじめて作品に出会ったのは大学生のとき
伊豆にある池田20世紀美術館でみた
「昼寝」という作品でした。
≪ジナとルネ≫1928
画像がなかったので今回の展示会から
似たような作品を選んでみました。
淡いとろけるような色彩のなかに
ほんわか浮かび上がる姉妹のような女性、
「なーんてけだるい~」というのが
わたしの第一印象です。
ブルガリアの裕福な家に生まれ
金銭面でも友人にも恵まれ
早くから才能も開花し順風満帆な日々
≪少女 幼い踊り子≫1924
異国をさすらいながらも
遠き存在ではなくどこか
「親しみ」を感じてしまうのは
さすらいながらも
自己の愛に純粋に生きた彼のドラマに
思わず共感してしまうからかもしれません。
≪テーブルのリュシーの肖像≫1928
ダブル不倫、ウツ、アル中の行く末
45才で自らの命を絶ってしまう
残したのは愛人への短いメッセージのみ
いわゆる破滅型芸術家のドラマをみているみたい。
展示会場での解説をみていたら
「あ、わたしと同じ年、、」と思わずドキッとしました。
短い生涯に太宰治のような
天才小説家との姿も重ねあわせたりして。
愛人のリシュシーの姿↑出会った時の年齢ではなく
若い頃の姿で描いていることに
どことなく空虚な時間を感じます。
パスキンの全盛期の作品は
真珠のようなゆらめく煌めきがあります。
にじむ色あいとかすれる線が
うみだす画面は
どこまでがリアルで
どこまでが幻想なのか境目がわからない
美しさも楽しさもひとときの幻影でしかない、、
そんな人生へのはかなさも讃えながら
真珠母色の奥で光る画家のエネルギーを感じます。
美術館を後にしてからも
ほんわりとココチよい色彩の余韻が残りました。
オススメです☆☆☆
ミュージアムショップでは
娘のおみやげにクリアファイルを選んでみました。
表は踊り子ですが、裏面もお洒落れです。
水色リュシーバージョンもありました。
生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子
「パスキン展」
汐留パナソニックミュージアムにて
開催中~3月29日迄
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