僕のまえで突然、君のスイッチが入る。
君は
花が咲き心地いい風が吹く
その心の庭を
躊躇いもなく掘りかえす。
心の庭から掘り起こした
土塊(つちくれ)。
ぐちゃぐちゃに握りつぶし
叩きつけ
かと思うと
寄せ集めては、また
かたまりにして
愛おしそうに抱きしめる。
憎い、憎い
悔しい、しんでしまえ。
愛してる、愛してる
私も、ころして。
君は思い込みという記憶に
白昼夢をみせられる。
こんなに愛していると
私の愛はまだ足りないのと
その土塊に訴える。
足りないと
思っているのは君。
もうできないと
思っているのは君。
足りないから
もうできないから
価値がないと
思っているのは
君だけ。
僕のまえで、突然
君のスイッチが入る。

