瑛太?   カエラ?


      もうすぐクリスマスだよ。
       今日は「昔話」をしてあげる。


      それは瑛太とカエラが生まれる前の
        ママが小学生だった頃のお話。


 ほら
  「鶏アキレス腱」あげるから


   少しだけママの話に付き合って。




*****


    「坊主頭」は自宅で刈る。

    いつも観るのは大相撲。

お庭いじりも大好きで

   そこにブランコを作ってくれた。



        「なんでお耳が聞こえずらいの?」

      「それはワシが昔、海軍で、
『銃弾』が耳を
     かすめたせいなんじゃ。」

  「おじいちゃんも戦争に
行ったんだ?」

『そうだ』と頷く
    おじいちゃん。

でも
     そのあと聞いたよ。
        おばあちゃんから。  

  ほんとは戦争
     「行ってない。」って。

行ったフリして
行ったフリして

      「 行ってねぇ」のか、
   おい。


でも
  だから私が
     「産まれてきたんだ。」

 おじいちゃんが「昔」を
   生き抜いてくれたから。


   おじいちゃん、
 謝りたいことが

本当は
      たくさんあるんだよ。

 私は「あの時」の
おじいちゃんの悲しい顔が

 いつまでも
 いつまでも
 消えないで

「ごめんね。」を言わなかった
あの日の自分を

       今でも時々    
       責めているんだ。


  だから
         「お願い。」   



      「化けて」 
       出てこないで。


  *****


私にはお気に入りのマグカップがありました。

「おはようスパンク」(←昔のアニメ)の絵がついていたものです。(※余談:ポメラニアンの○○ちゃんのママと同じ名前だね♥)

それは病院帰りのおじいちゃんが、私だけに買ってきてくれたものでした。

あまり「物」を買って貰えなかった幼い私の、大切な大切な「宝物」になりました。


嬉しくて、本当に嬉しくて
毎日使っていたんです。

それなのに

私の大事な「おはようスパンク」は
ある朝、突如として消えてしまったのでした。


*****


※以下、小さな「risaru。」再現フィルム。

     ↓↓↓    


ねぇ!?!?
誰か知らない!?!?

私のマグカップ、何処にもないよ!!!

お母さん!!!
お母さん、ちゃんと洗ってくれた!?
その後、どこにやったの!?

ねぇ、ないよ!何処にもない!!

兄ちゃん、知らない?弟も?
嘘つかないでよ?兄ちゃんさ、
いっつもいっつも嘘つくじゃん。

言ってよ!正直に!!白状しろよ!!!

お前の仕業だって事は分かってるんだ!!!

↓↓↓

(ドスッ!ボカッ!ドスッ!ボカッ!)



     「うえ~ん(泣)」 


   兄ちゃんがまた
 「暴力」
        奮った~(泣)!!


泣きながら兄ちゃんに闘いを挑む私。
だって本当に大切だったから。


くそ兄:「俺じゃねーよ!! 
             しつけーな!!!」  


   じゃ、
   じゃぁ、

本当に「どこへ」いったんだよぅ(泣)(泣)(泣)!!


「こいつ」=「兄ちゃん」の仕業じゃなかったら、一体誰がやったって言うんだよ~~~!?!?



「うわぁん」


「うわぁん」


鬼母:「うるさい!!!

         それ以上泣いたら 
            叩くよ!?」  


私:「うるせ、クソババァ」


  「バシッ」
    ↑ 
      (※叩かれた模様。)



 *****


一体、何を   
そんなに
      騒いでおるんじゃ?
    risaruちゃん?

  可哀想にそんなに
     泣かされて。


どーれ
  risaruちゃんを泣かす
悪い奴は

 『じーちゃん』
     叱ってやるからな?」


朝からワーギャー騒いだ私のせいで、すっかり目が覚めてしまったおじいちゃん。

ありがと!じーちゃん!!
聞いてよ?みんな、酷いんだ!!!

じーちゃんが買ってくれた、
「おはようスパンク」のマグカップが、探しても探しても見つからないんだよ~(涙)!!!

私、あれ、凄く好きだったのに~~!!

おじいちゃんは
「知るわけ」ないよね!?

あのマグカップじゃなきゃ、
何にも飲みたくないんだよ~!


ひくひく


えぐえぐ


   (小声)
       「痛ぇな、クソババァ」

  「バシッ!」

「うわぁん」
  (※懲りない女。)


*****


   すると、

突然
何かを思い出したかのような
 「おじいちゃん」


慌てて自分の部屋に戻って行ったかと思うと、
なんと、なんと、例のマグカップを手に、部屋から「再登場」してきたのです!!


佐七:「すまんな、risaruちゃん。
黙って借りたりして


  じーちゃんが
    悪かった。


ほら
きちんと
 『 返す』からな?


 もう
そんなに
      泣くんじゃない。」


申し訳なさそうにマグカップを返してきた
おじいちゃん。

いいんだ、ちゃんと見付かったんだから。
私はおもむろにマグカップを受けとりました。



     それより、


   「あんなに」


     泣いちゃって
      泣きまくっちゃって


    本当に 

   「くそ        
        じじぃ」        だな💢  
   おい   
     !!!    
  (激 怒) 



じーちゃんなんか
じーちゃんなんか
「大っっ嫌い!」


せっかくおじいちゃんが謝って返してくれた、
マグカップ。

けれど、そのマグカップを受け取った瞬間に、
私は悲しすぎて、無情過ぎて、想像を絶し過ぎて、思わず「大っ嫌い」と言ってしまったのです。


だって。だって。
   だってさ。


    じーちゃんの
    「必須アイテム」

  「入れ歯」 
       が    

  たっぷりの「水」に
  浸されながら

    「ちゃっぷちゃっぷ」

一夜漬け

されて

  いたのです

    から。

 (大泣)


*****


泣いて泣いて
それはそれは泣きじゃくった私。

おじいちゃんは必死にマグカップを洗ってくれましたが、もう、もう、


そんな
 「マグカップ」は
  「いらないよ、、、!」
                              

  *****


それから間もなく、おじいちゃんは入院してしまいました。(←心臓が悪くて。)

母に連れられて、私はなんとなく気まずい気持ちのまま、おじいちゃんの待つ病室へ向かったのでした。


佐七:「risaruちゃん、よう   
        来てくれたな。


 じいちゃん、実は
     『渡したい物』
       あるんじゃ。


すまんが、そこの引き出しを
  開けてみてくれんかの?


     そうじゃ。
      それじゃよ。


      risaruちゃんに、
 じーちゃんからの
     『クリスマスプレゼント』
        じゃ。 


   『気に入って』
      くれるかい?」


包み紙を開けると、そこから現れたのは
可愛いキャラクターの「ブラシ」でした。

髪が長かった私のために、病院へ入院してしまうその前に、きっと一生懸命選んでくれていたのだと思います。



                    おじいちゃん、、、。  

               ごめんね、、、。  

             ずっと怒ったりして、、、。



  私の方こそ
    「 謝りたい事」   
       があるんだ。  


   それはずーっと前のこと。
「いとこ」達と遊んでいた時に、


「負けたら罰ゲームね。」
(※ろくな事をしないrisaru考案。)


言い出しっぺのくせに
何度も何度も負けちゃって


  おじいちゃんの
    「後頭部」を   


  「背後」から
 そ~っと
        「なめていた」       
   のは、


  「私」 
                 だったんだ。           
            
 

               おじいちゃん、、、。

  本当に
   「  ごめんなさい。」



   「ゲーム」 
   に 

  弱い 

    「孫」   

        で。    

    🙇🙇🙇  



   本当は 
  凄く
      「好き」だった。 


 もしも願いが一度だけ
「叶う」のならば


  あのゲーム
   「またしたいな。」
   (※じーさんの事じゃねーのか。)
             



詩愛:「奏夏(そな)お姉たま?
これは
          泣けるお話なんでしゅか?」

奏夏:「 、、、。       
         
        分かんね真顔




  **私のブログを読んで笑ってくれるあなたへ** 
「  応援してます。」
     ~risaru。~