母の検査があり、大阪に帰省していました。
結果は――やはり、認知症が少し進んでいました。
それよりも…という言い方はよくありませんが、「母にとって心地いい部屋をつくりたい」という私の思いとは裏腹に、実家はなかなかの状態になり果てています。
「こうなる前に…」と、ずっと前から気にかけていたけれど母の気持ちと私の気持ちはなかなか交わらず。
この仕事(整理収納)をしているのに、“実家はどうなの?”という状況です。
けれど今回の帰省で、少し希望が見えてきました。
認知症がきっかけ――なんて嬉しいことではありませんが、頑固な母も今なら納得してくれそうな瞬間があり、弟も「なんとかしないとな」と協力してくれています。
記憶が薄れていくことが、少し前向きに作用するなんて決して嬉しいことではなく、そう考えると帰省の車の中で胸が締めつけられました。
父が亡くなってから長い年月、ひとりで暮らしてきた母。きっと、モノに対する気持ちが深いんだろうなと思います。私が理解しているつもりでも、本当はもっと深いところにあるのかもしれません。
それでも、まずは“片付け”から。
長年、私と弟の心の片隅にあった「どうにかしたい」という思いの塊が、ようやく少しずつ小さくなっていきそうです。