夏休み明けは、不登校が増える傾向にあります。
子どもに突然「学校に行きたくない」と言われると、親はびっくりして理由を聞きますが、明確な理由をしっかりと話せる子どもは多くはありません。
なぜなら、もしそれがいじめなどの外的要因ならば、親を心配させたくないので言わないし、内的要因の心の問題ならば、理由は一つとは限らないので、そう簡単には自分の気持ちをまとめることはできないからです。
大人だってそう簡単に、何に悩んでいるのかを明確に言える人はいません。
もし、不登校の子どもの心が知りたいなら、参考になる本があります。
お笑い芸人の山田ルイ53世さんは、中学2年生の夏休み明けからピタッと学校に行けなくなり6年間引きこもりました。
山田さんは、いじめが原因で不登校になったのではありませんが、山田少年の心が折れてしまった様子や、そのために右往左往する親の様子も描かれていて、笑いながら読めるので、深刻になりがちなお母さんには、特に読んで欲しいです。
不登校は、真剣に考えなければいけないけれど、深刻になり過ぎると、何が悪かったかと、悪者探しを始めます。
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もし、そこから夫婦喧嘩に発展するとますます状況は悪化するばかりです。
実際に、不登校のお悩みを抱えるお母さんは、ご主人との悩みを抱える人も少なくありません。
だから、お母さんが肩の力を抜いて、視野を広く持ち、なにもかもこじれてしまう前に、今何をすべきかを見失ってはいけないのです。
この本が世に出てから、山田さんはたくさんインタビューを受けられて、インタビュアーさんからはお決まりのように「でも、その6年間があったから、今の山田さんがあるんですよね?」と言われるそうです。
しかし「いや6年間は完全に無駄でした」とはっきり答えて、相手をびっくりさせます。
「無理やり美談にしなくてはいけないという感覚が、当事者にとってはむしろ重荷になり、なんでも美談にしたがるバイアスが、この世に満ち溢れすぎてるいるのではないか」と、山田さんは考えるからです。
そして完全版のあとがきには、このように書かれています。
「ナンバーワンでなくても良い。オンリーワンであれ!」
素晴らしい。
しかし一方で、「オンリーワン……結局、何かしら特別でないと駄目なのか……と恐ろしくもなる。
ほとんどの人間は、ナンバーワンでも、オンリーワンでもない。
本当は、何も取柄が無い人だっている。
無駄や失敗に塗れた日々を過ごすものも少なくない。
そんな人間が、ただ生きていても、責められることがない社会……それこそが正常だと思うのだ。
只今、43歳。
これまでの人生は汚点だらけ。
現在も、上手くいかないこと、面倒臭いこと、しんどいことばかりで、本業のお笑いもパッとしない一発屋だ。
それでも、まあ、家族も持てたし、たまには楽しいこともある。
だから、「僕」は大丈夫だ。
2018年 夏
山田さんの言葉には、一つ一つ「なるほど」とうなずけます。
不登校の子ども達は、その子達なりに一生懸命に考えて選択した結果、「不登校」を選んだのです。
せめて、それを尊重するところから、はじめて下さい。
例え不登校の期間が子どもにとって「無駄な時間」になろうとも、それは子どもの時間なのです。
母であるあなたの時間まで子どもと一緒に「無駄な時間」にする必要はないのです。
夏休み明け、TVのニュースでは夏休み明けの、楽し気な始業式の様子が流れて心が持って行かれそうになっても、他の子どもとあなたの子どもを比べないでください。
昼夜逆転した子どもを見て、青春時代を無駄に過ごしているのではなないかと、心を「怖れ」でいっぱいにしないでください。
もし、そう聞いても「怖れ」でいっぱいになるのなら、その原因は「不登校」ではなく、別のところにあります。
その原因を知り、解決することで「不登校」は問題ではなくなり、親子で笑える日がきます。
「どうやったらその原因を知り、解決できるか」その方法は、ぜひUMIに学びに来てください。
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