読み始めてすぐ
(あれ?よく似た始まりかたの本を少し前に読んだような……)
と思い返したのだけど…
家族とはぐれ
山の中を逃げまどった子供が、死にそうになったところを特殊な職業の男に助けられる。
過去に読んだのは
でした。
最初の方は
同じようにページをめくる手が止まらない魅力で、ぐんぐん話を進めたのだけど
決定的に違ったのが
主人公の性別。
『塞王の楯』の主人公(♂)が
目指す高みに向かってどんどん活躍していくのにたいして
こちらは女子
月のものが来ると今まで入っていた銀山に入れてもらえなくなり
敵対的な関係の奴らに山で会い
力で負け、陵辱され妊娠。
その後
普通の妻、母として自分の個性を殺して生きる様は…読んでいて本当につらかった。
『石見の女は3度夫を迎える』
と言われるように
銀山で働く男達は短命で、若くして死んでいく。
その男達にすがって生きていく女
女はとにかく男を伴侶にして子供を産み養ってもらうために生きる。
そのあり方が
私はとても受け入れがたく、とても悲しい気持ちで読み終わりました。
私の時代では普通に男女差別はあったし
(クラスの学級委員長は男子で女子は副委員長にしかなれなかった)
もちろん生徒会等もおなじだよ。
その他、たくさんの差別ありました。
女と男は一緒ではないことは百も承知だし
何もかもを男女平等と声高に叫ぶのは違うと思ってる。
だって、体の作りが違うんだから……
それでも
どんなに才があっても
女は男の持ち物のように生きるしかない
そんな社会は嫌だな。
違いを理解した上でお互いにプラスになれる関係を築けたらなあ~
としみじみ思います。