「そうだ!終活をしよう」
と、軽い感じで始めたのは、「自分が死んだ時に息子達が困らないように」という発想なのに
その時に「自分の母が亡くなる」ということを全く考えていませんでした。考えていなかった……というより見ないフリしたという感じでしょうか。
(父は20年以上前に亡くなってます)
更に言えば
当時元気はつらつの母が、杖をついてヨボヨボ歩くようになるとか……
会話をしていて「ん?」と思うことが頻繁になる……
なんて事も予想してませんでした。
生きているものは
必ず年を取り、いつか必ず亡くなるのにね。
前置きが長くなりました。
かつて区立中学の校長や公立図書館の館長を勤めた東昇平の認知症が少しずつ進んでいくなか
妻や娘達や孫達の日常が描かれる小説
認知症の事を『長いお別れ』というのは
少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていくからなのだとか。
お祖父ちゃんが少しずつ認知症を進めていく10年の間にも
妻も、娘も、孫も、、、
色々な事が起こり悩み乗り越えつつ……
少しずつお別れをしていく。
私も
うまくお別れしていきたいなあ…
としみじみさせられる本でした。
オススメです。