ガラスの海を渡る舟 寺地はるな | アイルは今日もやらかしてます!

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珍しいもの変わったもの、高い所、ビールが大好き!
飲んで食べて・・・登って、飲んで・・・
好奇心のおもむくまま、今日も走ります!

多分

この作家さんの本は初めてだと思うのだけど

読後もとても気持ちが良かったし

本の中のセリフがチョコチョコ心に刺さり

思わずページをめくる手を止めて、自分の生き方を考えてしまったり……


読み終わってすぐ

もう一度読み返してしまいました。


 

 

祖父の営んでいたガラス工房を

祖父が亡くなった後

あとを継ぐことにした兄と妹


この兄は

母が断固として病院の診察を受けさせなかったから、診断はされていないけど

いわゆる発達障害の性格で


人の気持ちがわからない。曖昧な表現が理解できない。字を読むのが遅い。急な予定変更があるとパニックになる。


そんな兄のせいで

自分はいつも後回しされ、嫌な思いをしてきたと兄を嫌う妹。


一方で

声が甲高く、気分がコロコロ変わる妹を苦手とする兄。


共に相手の事を敬遠していた兄妹は

2人でガラス工房を維持していく中でも

意見はぶつかり合う。


その象徴とも言えるのが『ガラスの骨壺』


ひたすら骨壺を作る兄と

そんなものを作りたくない妹だが

骨壺をオーダーしに来る人々と触れあうことによって、お互いを少し理解できるようになっていく。



「前を向かないといけないと言われても前を向けないというのなら、それはまだ前を向く時ではないのです。準備が整っていないのに前を向くのは間違っています。」


「ひとりひとり違うという状態こそが『ふつう』なんや。『みんな同じ』の方が不自然なんや」


とか


妙に私の琴線に触れる言葉がちりばめられてました。




少し前に

「普通は◯◯するよねえ~」とか

「普通の人は✕✕じゃない?」とかやたらに言ってくる人(そしてそいつはかなり非常識)に


「その『普通』はあんただけの『普通』であって世間の『普通』ではないよ!!

と言ったっけなあ~

 等と思い出してしまいました(笑)


オススメです。