
都議会議員として、1年に一回だけのチャンスが与えられる
都議会本会議で一般質問に立たせていただきました。
都知事、副知事、都庁の各局の局長、全都議会議員が
私の話を聞いてくれる貴重な場です。(寝ている方もいますが)
私には、どうしても「伝えたいこと」「知ってもらいたいこと」があります。
だから、一般質問に与えられた12分は、それを少しでも伝えたいと思いました。

一つ一つの言葉に魂をのせて
「この中の一人でいいから、想いが届いて欲しい」と願いながら
心を込めて話をしました。
その結果、TEDトークみたいになってしまいました。

写真を見ると、身ぶり手ぶり、話していたようです。

都知事も聞いてくださっていました。ありがとうございます。
さて、私としては「魂込めました」一般質問を皆様とシェアさせていただきます。
動画がyoutubeにアップロードされております。
長いので数回に分けて、ご報告させて頂きますね。
まずは「スペシャルニーズ」という言葉についてと、
いつか日本でも同様のものができて欲しいと願っている
アメリカのIDEA(The Individuals with Disabilities Education Act)という法律についての説明です。
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2018年 第一定例会 龍円あいり 一般質問
<スペシャルニーズ>
親バカではありますが、私の息子は今4歳で、
いつもニコニコケラケラと笑っていて楽しそうな愉快な子です。

遺伝子疾患である「ダウン症候群」があるので、
本当に成長はゆっくりなのですが、親にとって見れば、愛しくてかわいい存在です。
息子は世間では「障害児」と呼ばれます。
「障害」という言葉は、マイナスの要素を連想させますので
「劣っている」とか「不完全」「かわいそう」
というようなレッテルを貼り付けられたように感じる時があります。
「何も悪いことしてないのに、どうして」と、
憤るような気持ちだったり、悲しい気持ちになる時があります。
そう聞くと「いやいや、事実そうなのだから、仕方ないでしょう」
と思われる方もいるかもしれません。
でも、それが差別であり偏見なのです。
そもそも人類を「健常者」と「障害者」の二つに分けて、
その間に超えられない壁があるように扱うのは、あまりに乱暴なことで、多くの方を傷つけています。

(ニコが生まれたSan Clemente市)
息子が生まれたアメリカでも約20年前は「a person with dis-abilities」と、
つまり「ability/能力」が「ない」と表現していました。
「障害者権利条約」についても「Convention on the Rights of Persons with Disabilities」となっています。
しかし、現在は、公の場で話す時には、「a person with Special Needs」と言います。
人には色々なニーズがありますが、
その中でも「特別なニーズがある」(特別な支援を必要としている)ということです。
これは私としては、とても腑に落ちる言葉でした。
この概念を共有することが、偏見や差別を減らすための
第一歩になると信じて、少し長くなりましたがお話ししました。

<インクルージョン>
米国にはIDEA( Individuals with Disabilities Education Act )という
0-21歳までの「スペシャルニーズ児」を対象とする支援法があります。
法律に基づいて、一人一人にチームが編成されます。
チームメンバーは、行政のケアマネージャー、教育担当者、
保育療育などの福祉担当者、必要があれば医療担当者、そして両親です。
チームは定期的に集まって、その子を多面的かつ総合的にみて、
きめ細やかなカスタマイズされた支援計画を立てます。
また原則として、
その子にとって可能な限り最大限「インクルーシブな環境」で育つべき
だということが定められております。
「インクルーシブな環境」とは、スペシャルニーズのないお子さんたちがいる環境のことを言います。
インクルーシブ環境で育つと、その子は自分のスペシャルニーズを理解して
周りに助けを求めることができるようになり、
逆にどうしたらみんなと一緒に活動に参加できるかを学んでいきます。
またスペシャルニーズ児が同級生にいる一般のお子さんにとっても、
学習面で良い影響を与えることが米国の研究ではわかっています。
子供の頃から共に育つことで、
スペシャルニーズのある方もない方もが一緒に参画する
「インクルーシブな社会」が実現されていきます。
日本でも、厚生労働省の「児童発達支援ガイドライン」で、
「地域社会への参加・インクルージョンの推進と合理的配慮」が
「障害児支援の基本理念」として、位置づけられていますが、
まだまだ「分けて(育てる)」という風潮が残っていると感じています。
ーーーー次回に続きますね。
以前ブログで法律「IDEA」とインクルージョンについて書かせていただきました。
インクルージョンとは_それを実現する法律IDEA
https://hama-sush-jp.pro/airi-ryuen/entry-12252000571.html
アメリカ・スペシャルニーズの教育支援_「報道ステーション」https://hama-sush-jp.pro/airi-ryuen/entry-12258925380.html