2026年9月7日 山陽新聞digital
岡山県総社市は、災害時に犬や猫などペットと飼い主が一緒に逃げる「同行避難」や避難所生活に役立つ防災手帳を作った。食料や衛生品といった非常時の持ち出し品、しつけをはじめとするマナーが一目で分かり、事前準備に生かしてもらう。
市危機管理課によると、市内に80カ所ある公民館や学校といった指定避難所は、全て同行避難が可能。必要に応じてペット専用の区画や施設も設置するという。それでも周囲への迷惑を気にして飼い主が自宅にとどまったり、避難所を退去したりする事態を招かないように手帳作りに取り組んだ。
手帳には餌や水、食器、トイレ用品、おもちゃといった持ち出しリストを掲載。飼育者にはペットの管理責任があるとし、リードを付け、ケージで飼うルールを明記している。人や動物、多様な音への慣れ、トイレや無駄ぼえのしつけ、散歩で避難経路を確認しておくことも推奨する。
避難所でのマナーや持ち出し品を明記したペット用防災手帳
避難所受け付け時やペットが迷子になった場合に困らないよう、飼い主との写真を貼るスペースを確保。緊急連絡先、狂犬病などのワクチン接種や避妊・去勢手術、アレルギーの有無の記入欄も設けた。
A5判カラー4ページ。千部用意し、市役所本庁舎や各出張所、市内の動物病院で配っているほか、市ホームページからデータをダウンロードすることもできる。同課は「日頃から手帳に目を通して備え、円滑な避難や生活につなげてほしい」としている。(小畑誠)
