このような映画が

YouTubeにUPされるとは…

私、30歳のときの映画です。うーん

 

『橋のない川 一』 住井すゑ | 新潮社

 

こどもの頃

小耳に挟んだ「えた」が気になって

母に訊いた

「えた」って、何?

母は答えた

「おわいや(汚穢屋)さん」みたいな仕事をしている人のことだよ。

あの人たちは

「屠殺場(とさつじょう)」や「おわいやさん」でしか働けないんだよ。

 

トイレの汲み取り(いまでいう「ボットントイレ」)の仕事をしている人を、

「おわいやさん」と呼んでいました。

私は

人の嫌がる臭くて汚い仕事をする人を尊敬していました。

スゴイと思っていました。

だから、

みんなが「くさい、くさい」と除けて歩いても、

臭いのを我慢しながら、

除けずに傍を通っていたのです。

でも

それは違っていました。

自分の意思で選んだ仕事ではなかったのです。

以来

私は

心の中で

嫌な仕事を押し付けて

「ごめんなさい」といいながら

うつむきながら

それでも、やっぱり

臭いのを我慢して、

除けずにそばを通っていました。

大好きな「すきやき」を食べる時も

牛を殺す「えた」が頭に浮かんで

泣きながら食べました。

 

最近はもう

それやこれやをすっかり忘れて

食べ放題でぶくぶく太って

恥じの多い毎日です。

 

いま

このYouTubeを見つけて

あの頃のことを思い出したのですが…

 

「おわいやさん」は、無くなりましたが

「えた」という言葉もすっかり姿を消しましたが

 

世の中

良くなってますか?

形を変えて

差別や人権無視がはびこっているように思えるのですが…