世界一貧しい大統領”89歳で死去(5/14)
「世界一貧しい大統領」と呼ばれたホセ・ムヒカ元大統領が亡くなりました。89歳でした。
◆「世界一貧しい大統領」残した言葉
南米・ウルグアイの大統領として国民に親しまれたホセ・ムヒカ氏。ムヒカ氏が「世界一貧しい大統領」と呼ばれ愛された訳、それはつつましい生活です。
大統領公邸ではなく郊外の農場に住み、毎月1000ドルだけで生活し、残りの報酬のほとんどを寄付し続けたのです。
2016年に来日した際には、日本人にこう訴えました。
「『私たちは幸せか?』と問いかけねばなりません。貧乏になれとか、修道士のように厳格に生活しろと言っているのではありません。富に執着して生きないでほしいのです。愛情を育むこと、子どもたち、友人、人生にとってささいなことでも、そのためにこそ人生の時間を使ってほしいのです」
1935年に貧しい家庭で生まれたムヒカ氏。大学卒業後は花売りとして生計を立てていましたが、貧困格差に矛盾を感じてゲリラ組織に入り、軍事政権下では13年ほど収監されていました。
その後、政治家に転身。2010年に大統領になったのです。そして2020年、高齢や持病を理由に政界を引退しました。後進にこうメッセージを送っています。
「人生の成功とは勝つことではありません。転ぶたびに立ち上がり、また進むことです」
引退後も農場での暮らしを続けたムヒカ氏。晩年はがんと闘病し、13日、波乱に満ちた人生に幕を下ろしたのです。(転載終了)
ムヒカ氏のご冥福を心よりお祈りいたします~![]()
さて、ムヒカ氏に関しては、2016年来日された際にブログ記事にしておりました。一部を転載しますので、お読みになってください。それでは~![]()
【来日】「世界で一番貧しい大統領」の幸福論(2016/4/6)
★「世界で一番貧しい」という称号をどう思うか
「みんな誤解しているね。私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しのモノで満足して生きている。質素なだけで、貧しくはない」
★大都会の生活について
「人間が犯した間違いの一つが、巨大都市をつくりあげてしまったことだ。人間的な暮らしには、まったく向いていない。人が生きるうえでは、都市は小さいほうがいいんだよ。そもそも通勤に毎日3時間も4時間も無駄に使うなんて、馬鹿げている」
★日本で絵本になった国連会議での演説
「このまま大量消費と資源の浪費を続け、自然を攻撃していては地球がもたない、生き方から変えていこう、と言いたかったんだ。簡素な生き方は、日本人にも響くんだと思う。子どものころ、近所に日本からの農業移民がたくさんいてね。みんな勤勉で、わずかな持ち物でも満ち足りて暮らしていた。いまの日本人も同じかどうかは知らないが」
◆今朝の朝日新聞紙面から(5/15)
元駐ウルグアイ大使・真銅竜日郎さん(66)が、2021年に帰任する際、ムヒカ夫妻が大使公邸を訪れ、会食をなさいました。その際のムヒカ氏の発言をご紹介します。
★日系人の思い出
ムヒカさんが語ったのは日系人との思い出話だった。ゲリラ活動を始める前は農家だったムヒカさんは、日本人移住者に菊の栽培方法を教わったという。
「誠実で真面目に働く日本人の姿ははっきり覚えている。勤勉な日本人を尊敬する」
★‶忙しすぎる日本″には問いかけを残す
「日本の新幹線は確かに素晴らしい技術。でも、1分1秒を惜しんで、一体どこに行こうというのか」![]()
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会うたびに本質を突いた鋭い言葉を放ったムヒカさんを、真銅さんは「世界で一番質素で心の豊かな大統領だった」と評する。(転載終了)
マイウェイ(フランク・シナトラ)









