「これ、な~んだ?」と、少女は尋ねるので、「これは、ひもかな?それともヘビかな?」と、マヤは答えるのだった。
「ううん、これは、龍なの。こっちが頭で、こっちがシッポ」
「ああそうかあ。龍なんだね」
「でもね、本当はね、龍じゃないの。名前がないから、みんな龍と言っているだけ」
「じゃあ、本当はなあに?」
「これはね、本当はね、宇宙を分割する線なの」
「宇宙を分割する線?」
一瞬、ハッとして耳を疑った。
「ほら、見てて。テーブルの真ん中に、この龍を置くと、テーブルが半分に分けられるでしょ」
少女は丸いテーブルの真ん中に、ひも状の粘土を置きながら話している。
「すごいねマヤちゃん。これは宇宙を分割する線なんだね」
少女はひも状の粘土の端をテーブルの真ん中に置くと、グルグルと渦巻きを描くように器用に巻きつけてゆく。
「龍はね、自分のシッポを追いかけているうちに、渦巻きになっちゃうのよ。ほらね、まんマルが線になって、線が渦巻きになったの。・・・ねぇ、渦巻きの次はどうなると思う?」
「球体が線になって、線が平面になって、平面が・・・どうなるのかなあ、マヤちゃん教えて」
「うん、いいよ。教えてあげる。渦巻きは空高く伸びていって、壺になるのよ」
少女は渦巻きを高く伸ばして、壺を作り始めた。
「わー、面白いね」
「ううん、ここまでは普通のお話。ここから先が、もっと面白いの」
少女はいたずらっぽい目をする。
「早く続きが聞きたいな。教えて教えて」
和して止める力(6)(2017/5/09)より
(布施)
確かに上から見た時計回りは下から見れば、時計の反対回りになりますね。視点を変えれば、右回りも左回りになる。
(秋山)
だけどどちらにしろ、本来は同じなんですけどね。上から降りてくるときも、下から昇って行くときも、要は、時計回りはエネルギーを吸収するんです。動いているものにエネルギーがチャージされます。逆回り、つまり時計の反対回りであれば、動いているものはエネルギーを失うのです。
◎ 日本の土地は陰➡陽を強くすべき
◎ 男性性は陽のエネルギー、女性性は陰のエネルギー
◎ 女性神が右回り、男性神が左回り➡陰が強く、陽が弱い
◎ 男性神が右回り、女性神が左回り➡陽が強く、陰が弱い(引用終了)
「いいよ。あのね、渦巻きには二種類あるのよ。時計と同じに回る渦巻きと、時計と反対に回る渦巻き・・・でもね、知ってる?粘土で渦巻きを二つ、作らなくてもいいのよ」
誰にも言えない秘密の話をするように、少女は小さな声でささやいた。
「どうしてなの?」
「だって、フライパンの上で、渦巻きのホットケーキを焼いて、裏返してみたら、渦巻きは反対回りになるでしょ?」
「ああ、そうか」
「ねえ、見てみて。壺の中の渦巻きと、外の渦巻きは反対に回っているのよ」
少女は壺の中の渦巻きの方向と、外から壺を見た時の渦巻きの方向を、指でなぞりながら得意そうに説明してゆく。
「本当だね」
「それとね、この壺は、上から見れば凹みたいに見えるけど・・・下から見れば出っ張りなの。ひっくり返っているだけで、元々同じものなの。オスとメスは裏返っているだけで、元々同じ。宇宙はプラスとマイナスからできているんだって」
少女は粘土の壺を持ち上げながら、色々な角度から見せてくれた。(次回へつづく)
以上、「宇宙の羅針盤(上)」から転載しました。
(過去記事)
渦巻きは重要な聖なるシンボル(2017/4/23)
時空をワープする龍神の数字は「8」(2016/3/26)
「宇宙船 天空に満つる日(8)」(2015/10/11)
3年前の10月11日




