黒百合の歌(織井茂子)
「ニシパ」とは、立派な地位にある男、紳士である男を表す言葉
(クロユリ関連記事)
さあ夏山、深呼吸して 八ケ岳と車山で開山祭(6/6 信濃毎日)
クロユリ低地で開花 白山の研究会、5年がかり(6/5 北國新聞)
前記事の続きです。富山の「黒百合伝説」のことを下記のサイトから引用しましたが続きがあります。皆さんもご存知なかったと思いますが、昭和28年公開の松竹映画「君の名は」第二部の主題歌に「黒百合の歌」がありました。
昨年大ヒットした「君の名は。」ではなく、原作は菊田一夫氏、主演は佐田啓二さん(中井貴一さんの実父)、岸恵子さんです。
元々はNHKラジオドラマだったのですが、「番組が始まる時間になると、銭湯の女湯から人が消える」といわれるほどの大人気になり、映画化されました。それでは、黒百合の歌の意味をお読みください。
黒百合の歌から
クロユリの花にゆかりのある歌もあります。「黒百合の歌」は、昭和28年(1953)に公開された松竹映画「君の名は」の主題歌になった歌です。
「君の名は」は、ご存知の方も多いと思いますが、春樹と真知子の悲恋物語です。真知子巻きという、頭からすっぽりとストールを被ったファッションも生み出した映画です。
黒百合の歌の歌詞は、「黒百合の花は魔物だよ・・・」という、嘆きの歌です。最初は、なかなか結ばれない、主人公の春樹と真知子の嘆きの歌かと思っていました。
ですが、良く聞いてみると、これは春樹を愛していたもう一人のユミという娘の恨みの歌のようです。ユミは、春樹と真知子が恋人同士だと知って、摩周湖に投身自殺をしてしまいます。そう思って聞いてみると、ものすごく恐い歌詞です。
クロユリの花を贈るアイヌの言い伝えから
涼しい高地を好むクロユリは、北海道にも古くから生息していました。アイヌの人にとってもクロユリは身近な花だったのでしょう。アイヌ民族の間には、今でもこんな言い伝えがあります。
「好きな人の、近くにこのクロユリの花をそっと置いておきます。相手が誰が置いたのか知らずに、その人が花を手にとったら、二人はきっと結ばれる」
というものです。クロユリの花言葉である「愛」は、こんな言い伝えから来ているのかも知れません。随分恐い話ばかり並べてしまいましたが、こんな純真な言い伝えも持っている花です。
いかがでしょう。クロユリの花言葉である「愛」と「呪い」。愛が深すぎるからこそ、呪いに転じてしまうこともあります。クロユリは、人里離れた静かな高原からそんなことを教えてくれているのかもしれません。(引用終了)
数寄屋橋は東京オリンピック前に撤去されました
君の名は(Wikipedia)より
【あらすじ】
第二次大戦、東京大空襲の夜。焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、氏家真知子(岸恵子)と後宮春樹(佐田啓二)は助け合って戦火の中を逃げ惑ううちに、命からがら銀座の数寄屋橋までたどり着く。一夜が明けて、二人はここでようやくお互いの無事を確認する。
お互いに生きていたら、半年後の11月24日、それがだめならまた半年後に、この橋で会おうと約束し、お互いの名も知らぬまま別れた。
やがて、2人は戦後の渦に巻き込まれ、お互いに数寄屋橋で相手を待つも再会が叶わず、1年半後の3度目にやっと会えた時は真知子は、既に明日嫁に行くという身であった。しかし、夫との生活に悩む真知子、そんな彼女を気にかける春樹、2人をめぐるさまざまな人々の間で、運命はさらなる展開を迎えていく。(引用終了)
「真知子巻き」と呼ばれて大流行しました
さて、動画でも登場してきますアイヌの娘「ユミ」ですが、春樹に想いを寄せています。彼女を演じたのは故・石原裕次郎さんの奥様である北原三枝さんです。
実は、前記事で「立山・黒部昔ばなし」を紹介してくださったOさんのお名前は「ユミさん」というのです。この箇所を読んだ時は全員絶句しました。![]()
しかし、シンクロニシティ-はこれだけではありませんでした。この話題の発端になったのはMさん宅に届いた従姉妹からの宅配便でしたね。
(Mさん) 「従姉妹の名前は真知子なんです!
」
(アグネス) 「えっ?冗談はナシよ~
」
(Mさん) 「正真正銘のホントの話です!
」
「真知子岩」(ながさき旅ネットより拝借)
ラジオドラマの「君の名は」の冒頭では、
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ~」というナレーションから始まります。
雲仙ロケで岸恵子さんが手をついた岩が「真知子岩」と名付けられ、冒頭のナレーションが刻まれた碑が建てられています。
「変容をうながす蝶」から始まった今回の話題ですが、黒百合の花言葉には、「愛」と「呪い」という相反する意味がありますが、人間の性(さが)が表されており、特に男女間の愛情にはよくある話です。
一方の白百合の花言葉は「純潔」「無垢」。聖母マリアを象徴する花とも言われています。聖母アリアの代名詞である「無償の愛」は、「言うは易く行うは難し」です。
どうしても、人間というのは楽しかったこと、歴史から学ぶ教訓は忘れやすく、嫉妬、恨み、嫉みなどのネガティブな感情は、いつまでも引きずりやすい傾向にあります。
陰陽の統合の時代を迎え、その辺の変容をうながされているのかもしれません。









