思うに、ごみを分別して捨てようとか、

いらないプラスチックの買い物袋は使わないようにしようとか、

考えられるのはかなり進んだ社会だと思う。

大量に消費をして、

もう環境破壊に大いに貢献して、

ある程度皆が物欲を満たして、

さぁ、休みの日には緑を見たいとか、

街に公園があると癒されるとか、

そういう社会。


第一産業が主で、

構成する市民の多くが第一産業をしていて

まだ冷蔵庫がないうちが多いような社会では

ごみのことを考える人は一般に少ないように思う。


ネパールの極西部の田舎で。

現地での雇用を少しでもあげようと、

近くの子だくさんのお母さんにお掃除に来てもらっていた。

掃除をして出たごみをちりとりに入れて、

「マダム、このごみはこの家の庭で燃やしましょうか、

それともお隣の敷地に放り込みましょうか。」

「自分のところで出たごみは自分で片付けるのがいいから、

燃えるものは燃やしてください。」

「はい。」と言って燃やし始めたごみ、

プラスチックの買い物袋とか、

燃やしたら体に毒そうなものがたくさんあった。


ケニアのお嬢さん。

「ビンと缶は私が専用の場所に捨てに行くから、

軽くすすいでおいてね。」

と毎回言っているのだが、

これができない。

ビン、缶の中にティッシュも入っている。

缶詰の中身が入っている。

明らかにすすいでいなかったり。

プラスチックのボトルが入っていたり。

紙のゴミ用のごみ箱にビンが入っていたり。


何度言っても変わらないから、

「ごみごときに分別だのすすげだの、

うるさいな。」と思っているに違いない。

自分で重要だとちっとも思えないんじゃないかと思う。


たかがゴミ、されどゴミ。

毎日のことだから、

ちゃんとしないと気持ち悪いのは

なかなか分かってもらえないみたい。