Howard Dale Schultz

 

 

Howard Dale SchultzはStarbucksを今日の規模にまで成長させた男である。わたしはStarbucksが好きで、Howardの著書も読んでいるので彼を選んだ。家族でも一人でもよくStarbucksへ行った。相談事がある時や、大切な事を考えたり決めたりする時などによく利用した。落ち着く気持ちのよい空間で、インスピレーションも感じた。さてHowardをリーディングして、改めて彼の生き方には素直にかなり衝撃を受けた。Howardは初めから自分の数字を知っていたのではないかと思うほどに、自身の数字をマチュアに生きている。多分、結果的にそうなっているのだと思うが、これはHowardの感性がそうさせたのだろうか。

 

Howardの簡単な略歴はこうだ。

 

1953年7月19日に生まれた。

子供の頃は貧しく、ニューヨーク・ブルックリンの低所得者層向けのアパートに住む。兄弟は妹一人と弟一人の3人兄弟。

18歳 ノーザンミシガン大学入学。(この年にStarbucksの1号店がオープン。もちろんこの時はHowardはStarbucksの存在すら知らない。)

22歳 大学を卒業。ミシガンに留まりスキーロッジで働く。

23歳 ニューヨークに戻り、Xeroxに入社。

24歳 グリニッジビレッジにアパートを友人と共同で借りて引っ越す。

25歳 ハンプトンで将来伴侶となるSheriと出会う。

26歳 Xeroxを辞めHammarplastという会社に移る。

28歳 初めてシアトルのStarbucksを見に行く。そこで彼はStarbucksに魅了される。

29歳 Starbucksに入社。9月にシアトルに移住する。

30歳 ミラノの国際家庭用品のショーに行く。町のEspresso Barsに感動する。

31歳 Starbucksを辞める。

32歳 自社Il Giornale(イルジョルナーレ)を創立。

33歳 Il Giornale1号店、2号店をオープン。

34歳 Il Giornale3号店をオープン。8月、Starbucks (当時6店舗)を買収。CEOに就任。

35歳 父親死去。新たに15店舗オープン。既存店と合わせ合計26店舗となる。

36歳 新たに20店舗オープン。シアトルに新オフィスと工場を開設。

37歳 新たに30店舗オープン。初めて利益を計上。

38歳 新たに32店舗オープン。

39歳 新たに53店舗オープン。Starbucks株式上場。

41歳 New York TimesにStarbucks成功の記事掲載。大統領クリントンにホワイトハウスに招待される。

47歳 CEO引退。

55歳 再び会社のヘッドとして運営責任を持つ。

 

 

 

Howardの数字はこうだ。

バースナンバー:                                        8

デスティニーナンバー:                       11/2

ソウルナンバー:                                        16/7

パーソナリティーナンバー:                        13/4

リアライゼーションナンバー:              10/1

 

バースナンバー(生まれ持った資質)は8である。情熱、積極性、現実的、自信、大胆、実行力、野心、信頼等々Signifyに記されている特性のすべてを彼は持っている。8のキャラクターのマチュアな部分、パワフル、勝者、リーダーシップ、ど根性、実行力、行動力、情熱、ロマンチスト、夢想家、組織力、受容性と強さなども全て発揮されている。この中で彼のコア中のコアとなったものはコーヒーへの情熱である。8のイマチュアには人を見下す、ワンマン、独裁、利己的といったものがあるが、これらのネガティブな面が決して現れなかったのは子供の頃の経験が影響している。

 

デスティニー(使命・目的)は11/2である。HowardのStarbucksとの出会いはインスピレーションがもたらしたものである。そしてStarubucksをここまで発展させた要因の一つは調和や協調である。人間関係と協調性。会社が一段階成長する時に、Starbucksにとっては未経験であるその段階を経験している人たちを会社に招き入れてきた。(例えば100店舗から500店舗を目指す時。500店舗のマネジメント経験のある人たちを招き入れた。)自分よりももしかしたら経営者として才能のある人たちかもしれない。多くの起業家は自分より優れた才能を恐れて会社に招き入れる事はしないだろう。しかし、Howardは逆の道を選んでいる。優れた才能への恐れを捨て、協調する道を選んできた。彼らから素直に学ぶという選択をした。2のミッションにはイメージを具現化する事がある。Starbucksは最初はコーヒー豆だけを販売する店だった。飲み物としてのコーヒーは店では提供していなかった。当時インスタントコーヒーの味しか知らなかったアメリカ人にダークローストの本来のコーヒーのテイストを味わえる場所を提供したい。それもイタリアのバールのような居心地が良く必ず立ち寄りたくなるような場所にしたい。その強い思いは当初は誰一人として相手にしてくれなかった。しかし彼のその強い情熱は今や世界中の22,000箇所以上で具現化している。一週間に6,000万人以上もの人たちが彼のコーヒーと場所を求めてStarbucksを訪れている。

 

ソウルナンバー(価値観)は16/7である。魂の欲求は、他の保持するナンバーのマチュア部分を押し上げていくエネルギーになる。7は6の『調和』を抱合し、さらに良いものを内向きに探求し始め高度な次元に向かわせた。

 

パーソナリティーナンバー(印象)は13/4である。堅実、勤勉、真面目、現実的、冷静沈着という印象になるが、彼を外見だけで判断するとまさにこのような印象だ。しかし、役所的な仕事のあり方や仕事に対する姿勢を一番嫌い、常に情熱を叫び続けてきた。パッションを感じない物、仕事は彼にとっては全く意味のないものなのだ。印象と彼の内に燃え滾るものにはギャップがあるが、会社を成長させて多くの人の生活を安定して維持しているという事は、彼のパーソナリティーが彼の育てたものに移っていったとも考えられる。

 

リアライゼションナンバー(実現性・可能性)は10/1である。カルミックナンバー10はHowardをセールスマンからStarbucksのCEOへと全く別の道への変化をもたらした。そして1の創造、決断、独立。彼は都度的確な決断を下し、まさにコーヒーで新しい世界を創造してきた。そしてひとつを達成すると同時に次のステップへ向かう。焦点を定めて常に新しい計画を立てていた。そして今やコーヒーを語る上ではHowardの存在は絶対的なものになった。

 

 

 

彼の上記のコア部分の理解と共に彼の人生をイヤサイクルで簡単に見ていきたいと思う。彼のイヤサイクルは20歳までは二桁なのでこの歳までは厳しい時期が続いた。実際貧しい家庭に育ち、大学入学までは家族と低所得者層向けのアパートに住み、そこに住んでいると分かると相手は戸惑いの表情を見せたという。18歳の時にフットボールでスカラシップをとりノーザンミシガン大学に入学する。入学が決まった時は家族大喜びで、家族でニューヨークからミシガンまでドライブして大学を見に行った。やっとブルックリンから脱出できたと感じたという。2桁最後の20歳の時にフットボールで実績を残す事ができず、スカラシップは打ち切りとなる。教育ローンでお金を借りて大学は続ける。生活費を得るためにバーテンダーや、時には血液を売ってしのいだ。大学では、コミュニケーションを専攻した。パブリックスピーギング、インターパーソナルコミュニケーション(対人コミュニケーション)、ビジネスなどを学んだ。

 

21歳からイヤサイクルは一桁の時代に入っていく。21歳でイヤサイクルは2になる。数字通り変化が始まる時期だ。実際この年以降は変化と決断が連続していく。変化を前向きにとらえ、常に的確な決断をしてきた。決断の基準はこの決断は自分の情熱からきているかどうかだ。

 

2桁の厳しい時期には、環境がHowardの将来に影響を与える役割を果たした。Howardの母親はハイスクールも卒業していない教育の無い人だったが、彼女の最大の夢は三人の子供たちがcollegeに入って卒業する事だった。1950年代、1960年代初頭はまだアメリカンドリームの時代で、母親はHowardに対しては成功者を例にあげて志を高く持ち何かを成し遂げる事を常に繰り返し言っていた。自分に挑戦すること、自分を困難な状況に置きそれを解決する方法を学ぶことも彼女が常にHowardに言っていたことだ。彼女自身はそのような規律で生きている人ではないので、どこからそのような考えに辿り着いたのかHowardは不思議に思っていた。しかし、これはHowardが一桁時代にはいってからの、変化、困難な状況を情熱で前向きに立ち向かう事の土台となった。母親は魂の深いところでHowardの数字に共鳴していたのではないだろうか。

 

 

父親の存在もHowardのマチュアな生き方に根源的に影響している。父親も教育のない人で、ハイスクールを卒業していない。懸命に働いても賃金は低く常に社会から取り残された存在の人だった。年齢を重ねるにつれて父親と衝突する事も度々あった。父親を見下すような気持ちもあった。しかし、父親は正直で真面目手で、2つも3つも仕事を掛け持ちして何とか家族を支えていこうとしていた。社会のシステムから滑り、穴に落ちて、その穴から這い出る事ができなかった。何よりも悔しいのは父親が自身の仕事から達成感や威厳というものを最後まで得る事が出来なかった事だ。この父親を見ていた事が、彼が後にStarbucksの最高責任者になった後でも、社員が一人として取り残されることがないよう、一人として置いてきぼりにならないよう会社の態勢をそのように構築してきた一番の要因となった。成功は自分ひとりで成し遂げるものではない。チームで、社員全員でそれを成し遂げ、社員全員でその喜びと報酬を分かち合う。彼は決して人を見下すような人ではなく、社員の喜びが彼の喜び、社員が幸せを感じる事に自分も幸せを感じた。厳しい時期に父親と母親の姿を見てきたから、デスティニーの2でもマチュアな部分だけが発揮されている。

 

23歳でイヤサイクルは4になり、安定を得る。Xeroxで仕事を得る。Xeroxでは仕事を通じてセールス、マーケティング、プレゼンテーションなどのスキルを取得した。将来への準備となった。

 

24歳で大学の教育ローンは完済した。

 

25歳でイヤサイクルは6になり、愛情の時期になる。人生のパートナーSheriと出会う。

 

26歳でXeroxを辞める。Xeroxでは成功していたが、辞めた理由はワードプロセッサーに情熱を感じなかったからだ。そして、スウェーデンからアメリカにまさに進出しようとしているHammarplastという会社に入る。家庭用品の会社だ。3か月間スウェーデンでトレーニングを受けた後、ノースカロライナへ赴任する。

 

27歳。ノースカロライナで担当となった商品が嫌いで好きになれず、会社を辞める決心をした。辞めたい事を会社に伝えると、会社に引き留められニューヨークでキッチン用品担当のバイスプレジデントの役職が与えられた。20人のセールスチームの長となった。年収$75,000、社用車付、年4回のスウェーデン出張、他の好待遇を得た。しかし、自分にはまだ何か欠けているものがあると思っていた。

 

28歳でイヤサイクルは9になる。初めての9である。一つの周期が終わり、新しい周期が始まる。この初めての9で彼は始動する。28歳の時は1981年である。この年にStarbucksと出会ったのである。Hammarplastではコーヒーメーカーも販売していた。当時4店舗しかないStarbucksが巨大店のMacy’sよりも多くのコーヒーメーカーをHammarplastから購入している事を不思議に思った。インスピレーションが彼を突き動かした。理由を確かめるために直ぐにニューヨークからシアトルのStarbucksに行った。そこでStarbucksのコーヒーに衝撃を受け魅了されてしまった。直ぐにSheriに連絡し、自分の住むべき場所はシアトルだと伝えた。この年にマンハッタンのアッパーイーストサイドにアパートを購入してSheriと共に移り住んでいたにも拘らずだ。

 

29歳(1982年)はイヤサイクルはカルミックナンバーの10となった。別の道への変化。前世でやり残したカルマ、目的を果たす。彼は好待遇のHammarplastを辞めて、Starbucksに入ったのである。と言っても簡単に入れたわけではない。Starbucksのオーナーを一年かけて説得して、やっと入ったのである。自分の情熱を具現化するために一年間粘り強く口説いたのである。そしてその年の7月にはSheriと結婚し、9月には二人でStarbucksのあるシアトルに引っ越している。シアトル移住前に父親の肺がんが見つかり、余命1年を宣告された。両親はHowardにシアトルに“行かなければならない”とNew Yorkを出ていく事を勧めた。両親は最後にまた彼に共鳴した。

 

ここまで見ただけでも、Howardは自身の数字のマチュアサイドに忠実に生きている。数字通りに生きているのである。タイプIIでもグロウス、ムード、インテリジェンスが1で1が一番多くある。建設的創造エネルギーを社会へ発信、全体を牽引するパワー、インスピレーション。これらも彼が今後さらに発揮していく特性である。

 

30歳の時にミラノで開催されたInternational Housewares Showに行き、町のEspresso Barsに感動した。この文化を絶対にアメリカに持ち帰り、Starbucks店内でダークローストコーヒーを体験してもらう。店内で飲み物のコーヒーを提供する事でStarbucksはコーヒー豆を売るだけの小売店ではなく、Starbucks自体がものすごい体験になる。

 

31歳(1984年)のイヤサイクルは3である。発展、開花の数字だが、StarbucksではEspresso  Barを6号店の片隅で実験する事が許可され、初日は一日に400人、2か月経つと一日に800人の顧客を呼ぶまでになったが、最終的にはオーナーは店内での飲み物販売を拒絶した。自分の意見が聞き入れられず、Starbucksを辞める事を決意する。そして自身の会社Il Giornale(イルジョルナーレ)を設立して、自分の思いを発展させる道を選んだ。Sarbucksとは喧嘩別れはしていない。StarbucksもIl Giornaleに$150,000の投資をしている。

 

32歳(1985年)のイヤサイクル4の時にIl Giornaleを設立している。自分の情熱を具現化するために現実的に問題に対処した。情熱実現のための基盤づくりの年となる。

 

34歳(1987年)のイヤサイクル6の時に、Starubucksと再度の出会いがあった。その年Starubucksが売りに出た。Il Giornaleは順調に成長していたが、Howardはこれを運命と感じ、迷うことなくStarbucksを買収する道を選んだ。Il GiornaleがStarbucksを併合する形だったが、会社の名前はStarbucksに変えた。Il Giornaleの名前との別れがあった。この時点でStarbucksの店舗数はまだ9店舗である。

 

35歳の時に父親が亡くなった。父親が残したものは何もなかった。貯金もなく、年金もなかった。Howardはこの時改めて社員を一人として置き去りにするような事はしないと自身の信念を再確認する。

 

39歳(1992年)のイヤサイクルは11である。この年には店舗数は150店舗以上になっている。そしてこの年にStarbucksは株式上場を果たした。Starbucksの新たなイニシエーションイヤーとなった。

 

 

Howardは自身ではStarbucksを創業していない。彼は種を見つけて、情熱という肥やしでStarbucks の土台をここまでにした。それも29歳から39歳までのたった10年間においてである。この10年間においてはサイクルは1、ピナクルは1、そしてチャレンジは8である。彼のバースナンバー、リアライゼーションナンバーと共鳴して、大きな力となった。また、自身の情熱の対象が、自分で始めたものであろうが、他人の始めたものであろうが関係ない事に衝撃を感じた。マチュア全開で前進している時には、拘りなど全くないのだ。

47歳(2000年)のイヤサイクル10の時にCEOの立場から退くが、55歳(2008年)のイヤサイクル9の時にまた会社のヘッドとして実権を持ち会社の運営にあたり始める。ひとつの周期の終わりがあり、これから新たな周期へ次元へ会社を導いていくのである。HowardとStarbucksは常に発展型で、Howardの情熱が無くならない限りこれは続いていく。

 

 

 

 

実は自分(Goto Isao)のバースナンバー、デスティニーナンバー、リアライゼーションナンバーは実はHowardと同じ数字だ。1958年2月10日生まれで、数字はこうだ。

 

バースナンバー:                                        8

デスティニーナンバー:                      11/2

ソウルナンバー:                                        10/1

パーソナリティーナンバー:                        10/1

リアライゼーションナンバー:               10/1

 

コアナンバーでこれだけ同じ数字があっても、多分人生への今までの納得度はHowardとは違う。自分のバースナンバー8とパーソナリティーナンバー1の数字は8と1で異なっているが、それぞれの数字は情熱、野心、開拓精神、行動力などかなり似通った特性だ。普通だとこれら二つのパワーが合わさると、これらが外に迸り出るようなエネルギーになりそうだ。しかし、今までの自分は回りからは慎重、真面目、几帳面、忍耐強い、思慮深い、正義感、静かなどの印象をもたれ、自分でもそうだと思っていた。小学生の時に父親の事業の失敗もあり、親からは安定した生活を目指す事が一番幸せだと説かれ、野心を持つことは失敗に繋がるという方程式がすでに子供の頃に出来ていた。しかし数秘で読み解くと、本来の自分は、今までこれが私だと思っていた自分とは実はかなり違う事に気が付いた。かなり戸惑うほどの衝撃だった。この気付きこそがすべての始まりではないだろうか。

 

一部の成功者と見られている人たちは、自身の数秘を知らなくとも、Howard のように結果的に自分の数字にマチュアに生きてきた人たちだろう。しかし、大多数の人は、人生これでいいのか、他に何かあるんじゃないかと自身に問いかけている。数秘は自身の生き方を見つめ直す大きな鍵になる。数字がその人に伝えようとしている事を真剣に読み取ってみる。自分にもこんな特質があったのだと気付き、数字のマチュアな意味を解釈し、実践してみる。これだけでもとても前向きになる。回りの環境も大切で、自身のマチュアな部分と共鳴する人を傍におく事も重要だ。しかし何よりも大切なのは、やはり自分が数字をどうとらえるかだ。自身の数字が発するバイブレーションをマチュアに捉えて、行動する。数秘を素直に理解する事だけで、人生を違う方向に変える事は可能だ。

 

もし数秘に出会っていなかったら、今の自分には出会っていない。そしてその数秘との出会いは、HowardがStarbucksに出会ったように、インスピレーションによる出会いだ。Howardに起こった人生の転機が、今、自分に起こっている。数秘に出会うチャンスを掴んで、数秘を益々極める。今、これからのわたしの人生が、情熱とチャレンジと楽しさに満ちた冒険のような人生になる事が分かる。8の自分も情熱型だ。今年のイヤサイクルは13で、来年は5になる。新しい風が吹く。その時、すでに何かに情熱を注ぎこんでいる。誰も鎮める事のできない大きな大きな情熱の熱さをすでに感じ始めている。

 

 

 

Reported by 

AEONS Numerology Basic the 13th Class

Kawagoe  Isao  Goto