おもしろ数秘学の時間です。
さて本日は、スティーブ・ジョブズ氏を数秘、ヌメロロジーで読んでみよう!という企画の第二弾です。今日は彼の半生を辿ります。

前回は、占星術でいうところのネイタル…つまり生年月日(数秘の場合は出生時の名前も含む)から、生まれ持ったその人の資質、性質、人生の方向性などをナンバーで表わし、それを統合的に読んでいく…というところまでを第一回でお話してまいりました。

これに加え、これも占星術風にいうならば、プログレス…つまり、人生のあらゆる時期を特定して年、月、日、全てにナンバーを当てはめていくことが可能です。そのナンバーが、その人が今、どういう状況におり、どういう風や波に乗っているのか?を教えてくれるのですね。

本日これから始めるのは、彼の半生に沿って、その年齢のナンバー(year number)を読んでいくという作業です。

では、始めましょう。


注意事項
おっとその前に、前回同様、数秘基礎クラスの方々への復習も兼ねておりますので、ナンバーは基本として1〜9まで(見解によっては習っている2桁の数字、22までは用います)としてシンプルかつ、要点のみでまとめていきたいと思っておりますので、ご了承くださいませ。





Steven Paul Jobs

若年期 youth number 20-2

20番…彼の幼少期は、楽しくてお気楽なものだった…とはなかなか言いがたいナンバーです。
20番の挑戦は、まず「意識」を持つことであり、そして順応性への挑戦であり、またあらゆる選択肢の中から常に決定を迫られるような状況を意味します。抽象的な概念ですが、それらを促すような経験が起こってくるとも言えます。本来の意味で言うならば、20番の時期は「自己の大改造」を常に行っていく時期でもあるのです。そして、導かれるナンバー2番から、彼がとても繊細で感受性の鋭い若者であったことが伺えます。


さて、では実際、スティーブはどのような子供〜青年時代を送ったのでしょうか?
実際の逸話(これはテレビ放送とWikiと著述本を参考にしたものです)をふまえ、年齢毎にその年のナンバーと比較しながらまいりますね。



13才(year number 5)

あこがれのヒューレット・パッカード社の社長に直接電話をかけ、欲しかった部品をもらい、そのまま夏休みのバイトまでする。
…5番は、新しい風の勢いにのって、冒険の旅に出発!すべき年です。彼は13才でいきなり大冒険に旅立ちはじめたようです。


16才(year number 8)

夏期インターシップで働いていた時に知り合ったウォズ(後のアップルのパートナー、スティーブ・ウォズニアック)と意気投合し、ブルーボックス(無料で長距離電話をかけられる装置)の製作に成功。そしてジョブズはこの装置を当初売りさばいていたらしい。
…8番は、社会的、つまりお金や名誉などの力を発揮する年です。この年は自分の野心や達成願望が強く働き、物質的な成功をも掴むことができるのです。ウォズがただ成功の喜びに浸っていたのに対し、ジョブズは荒稼ぎをしたようですから、このあたりがとても8番の年らしいですね。


17才(year number 9)

リード大学に進学するが、ヒッピー思想に傾倒し、半年で中退。しかし、その後も潜りの学生として哲学の講義だけは聴講していた。
…さて、もともとスピリチャりティーなナンバーが多くあり、また誕生数も19−10。いつかは哲学や宗教、心の内面に気持ちを向けることになる方なのでしょうが、この時期に早くも目覚めたようです。
9番は、それまでの執着や不要なものを捨てる(または捨てさせられる=捨てるべき必要があるものだけ)時期でもあり、それまでのサイクルの完成をする時。また、人によっては、本質を見抜いたり智慧や叡智の探求に向かう人もいるのです。その時の彼にとって必要だったのは、哲学の授業だったのですね〜。


19才(year number 2)

導師を求めてインドを放浪。しかし実態に失望し、帰国。その後、サンフランシスコで日本人の禅僧につき、禅を学ぶ。
…この年のナンバーは2番です。2番は協調性や相対、境界を示すナンバーです。そしてまた、self-knowledge「自分自身を探す未知への旅」の時でもあります。


20才(number 3)

復職。アタリで設計をはじめる。
…3番です。生産、視野の拡大、人々とのコミュニュケーションを表わし、また、お仕事を始めた人とすれば、デビューのような感じです。


21才(number 4)

製造したコンピューターをアップルとし、販売を開始する。
…4番。今後大きく展開していくための基礎造りの年であり、また起業や物事を開始するのに良い時期です。4番で始めたことは、基礎がしっかりしていれば、やがてそのサイクルの8番で大きく躍動し、陽の目を見ることとなります。では、そのサイクルの4年後〜8番の時期をみてみましょう。


25才(number 8)

アップルは爆発的人気を博し、10万台を突破する。
…さすがは8番の年。4番ではじめたことがしっかりと開花し、現実的な成功をもたらし、その後アップル社は莫大な利益を手にすることになる。


30才(number 4)

前年にMacの需要予測を大幅に誤ったジョブズは、赤字や過剰在庫の責任をとり、マッキントッシュ部門から解任され、会長職以外を剥奪される。
…さて、前年はナンバー3。3番は生産性や楽観性などなんとなく陽気なイメージの年ですが、それはそれ、必ずこの世のものには全て陰と陽が隣り合わせ。この楽観性がかえって仇になることもあるのですね。3番の年は軽卒な行動が失敗を招いてしまうのです。需要予測はこの軽卒さが所以しているかもしれません。
翌30才は4番。4番は基盤造りの年ではありますが、その前までの年がうまく動けていない場合は、軌道修正や現実的な問題の対処などを忍耐強く、着実に進めないといけません。彼の場合は、前年度のいわばツケが回ってきてしまった…ということになるのでしょう。


31才(number 5)

ピクサーのCEOの座につく。
…5番の年は、環境の変動や障害、ハプニングなどが起こりやすい年です。4番とは逆に、現状にしがみつくことで澱み(障害)が出ると考えられます。冒険心のある変化、仕事でいうなら転職などに良い時期ともいえます。この年にピクサーのコンピューターグラフィクス部門を買収したジョブズですが、さすがはジョブズ!その後ピクサーは株式に上場し、また資産を得ることになります。


41才(number 6)

ジョブズの去った後の業績不振に陥ったアップルに、自ら創設したNeXT社を売却することでアップルに復帰のための足固めをはかる。
…6番の年のテーマは「調和」です。
彼の辞書に調和があったでしょうか?彼の半生を記した記事から少し抜粋してみましょう。
「アップル復帰当時は、彼の完璧主義による強引な経営を懸念する者もいた。しかし、復帰後は対立しているとされていた競合他社とも提携したり、ライバル企業の経営者をさえも惹き付ける人間性で知られている」とありました。
豪腕ジョブズも何度もその栄誉ある舞台から足をすくわれ、何が大事なのか?自らの人生の中でたくさんのことを学んできたのでしょう。


45才(number 10-1)

アップル社CEOに就任。MAC OSの開発に続き、i Tunes と i Phone を発表。
…10番はよりよい状況をもたらす為の変化。また、何か新しいことを始めるべき年。発明的なインスピレーションが沸き起こる年や、人によってはラッキーなことがある年です。また、その新しい直観は自分や物質的なための目的ではなく、人道的な、或は、人の癒しや喜びにつなげることが、さらなるよりよい発展への新しいスタートの年(1番)となるのです。
そういうことを知ってか知らずか、ジョブズはまたしても革命的な商品を生み出します。そして、CEOの座についても、給料は年1ドルのみ「世界一給与の安いCEO」と言われ、この先、どこからもお金を受け取ることはなかったのだそうです。


48才(number 13-4)

膵臓がんにかかる。アップル社はパソコンだけでなく、デジタル家電からメディア配信事業までに躍進していく。
…13という数字は西洋では不吉な数字とされています。しかし、破壊と創造という見解がむしろ主流で、一切の執着を捨て、新しく新生するチャンスでもあるのです。
また、流れの中の一コマとしては、11、12とかなりドラマチックな流れにのってきた人の場合、13番の年ではその配当を得る年となります。つまり、頑張ってきた人には莫大なご褒美。そしてそうでない場合は落とし穴です。ジョブズの場合は、仕事では大きな褒賞を得、しかし、健康面ではそれまでの管理不足やオーバーワークが手痛い形で彼を苦しめたことになります。

もともと禅の思想に心よせていた彼は、手術を拒み、食事や民間療法にたよって切り抜けようとしたと言います。が、しかし、ここで彼がその思考の執着を捨て、手術に踏切っていれば、簡単に治療可能なものだったといいます。

全てを手にした時代の寵児でさえも、その1年の判断が後に大きな明暗を分けることになろうとは…、残念でなりません。


55才(year number 11-2)

CEO退任。その時、アップルは世界最大の企業になっていた。
…11番、ドラマチックイヤーと言われ、振動、波動の強い時期です。また、2番はちょっと立ち止まって、これから先の未来に向けて調整をかける時期でもあるのです。
彼はこの翌年に56才という若さで亡くなりました。彼のクリエイトする未来をこの先も見ていたかったな…と思う人は世界中にどんなにかたくさんいたことでしょうか。




*お詫び*
さて、今回はイヤーナンバーと言われる、その人の年ごとの流れを表わすナンバーを追っていきました。とっても簡単に省略してまとめたつもりでしたが、やはり長く長くなってしまいました。
ということで、授業で説明した人生を大きく分けた「サイクルやピクナル、チャレンジナンバー」などの大きな周期ナンバーについては、今回は表記を避けさせて頂きました。また次回です。

もちろん、今回のように後から照らし合わせをしていくことは、未来を想定していくことよりも、はるかに簡単なことです。しかし、数の流れには、不思議な波?バイブレーション…振動や波動があるのかな?などと、ちょこっとでも考えて頂けるといいなと思うのです。

できることならば、その波にサーファーのように… 波の質や方向性を知って乗って頂けたら、人生もう少し楽しんで挑戦していけるのにな、なんて思うのでありました。

ここまで読んでくださった方、大変長いことお疲れさま&有難うございました。
また、おもしろ数秘術でお会いできることを楽しみにしております。

 

 

 

                                                      こちらの記事は2012年の2月に書かれたものです by鹿乃子