我が家の 息子は
中学ぐらいから あんまり話さなくなった

もちろん 自分が伝えたいことは 話してくる

親の手を 借りたい時
親のものを 使いたい時
親にお金を 出してほしい時

でも
親が聞きたいこと 伝えたいことは
きれいさっぱり 聞き流す

こちらが 返事を要求すると
あさってのほうを 向いた答えを したりする

まったく
会話として 成立しない

あまりにも コミュニケーションが 取れないので
何年か 前

早く 人間になってほしい

と 願いを込めて 付けたあだ名が

妖怪人間ベム

同世代の子どもがいる友人に 話すと

家にも 妖怪人間がいる

と いう声は 多々あった

でも 時が過ぎ
周りの妖怪人間は
 どんどん 人間になっていった

でも うちのベムは 
大学生になっても 相変わらず


ところが 先日
ベムが 財布を 無くしたんだけど
警察や 銀行に 電話をしているのを
そばで 聞いていたら
取りあえずは ちゃんと 会話していた

彼も いよいよ 妖怪人間 卒業か?!

うれしくなって ベムに

フツーに会話 できるんじゃない

と 言ったら たった一言

うぜえ



ベムが 人間になる道は まだ
遥か 遠い