おはようございます。
ことはです♪
映画は原作を読んでから観るタイプです。
東野圭吾原作。
前回の夜会にゲスト出演したお二人が主演。
以下、ネタバレなしです。
東野先生の過去作品はほぼ読んでいる。
7月、突然の訃報を聞いた時はまさかと思いました。
ただ近年の作品は好みが分かれるようになり、少々遠ざかっていた。
でも今回の作品はなんだかおもしろそう、と。
せっかちなわたしはそう思ったらすぐに読みたい。
東野作品なら手元に残したいので、図書館ではなく本屋さんへ。
訃報を受けて“東野圭吾コーナー”ができていたわ。
平積みの中、上巻下巻ともラスイチで。
これはわたしが来るのを待っていたのね。
即買いでした。
紙媒体の読書はいつぶりだろう?
と遡って。
ああ、確か潤くんの舞台(2024年秋)で大阪に飛んだ時、機内用に『謎解きは……』をお供にしたな。
あれ以来か。
東野作品は平易な表現が多くて読みやすい。
2日間で、下巻の最後まで行きつきました。
本当はもっとゆっくり楽しみながら読みたいんだけれど、つい先を急いじゃうのよ。
小さな文字を思わずピンチアウトしたくなったのがちょっと悲しいけれど(^^;
ストーリーもわかりやすい。
2017年に起きた殺人事件と33年前の殺人事件。
2つの事件が絡み合っているのだけれど、それほどややこしくもない。
ミステリーにありがちな
「これ、どこに書いてあった?」
と前の頁をめくることもそう多くはなかった。
それがミステリーのおもしろさでもあるけれど、多すぎると萎えるのよねぇ。
そして、真相は意外なところにあっておもしろい。
これぞ東野圭吾。
先月『ハチクロ』を観たばかりだけれど、あれはリバイバル上映だし。
昨年の『国宝』は近所の公民館だったし。
その前の『5×10』はコンサートフィルムだし。
ってことは、大きなシネマで新作映画を観るのは『アナログ』(2023年)以来か。
『8番出口』は「酔いやすい人は要注意」と聞いて観ていない。
物語が始まる前のロビーの空気感が好き。
わたしのお気に入りは一番後ろの一番左端。
すみっコぐらしが落ち着くの。
上映時間145分。
全く飽きることがなかった。
一切睡魔に襲われることもなかった。
細かい経緯を登場人物の台詞で説明(とわからない程度に)しているところも、上手い脚本だと思う。
結構な頻度で見かける、エンドロール途中で席を立つ人。
わたしはあれが嫌いなんだけれど、全く見られなかった。
照明がつく前に帰り支度を始める人もいなかった。
マナーの良いお客さんに恵まれたことと、それだけおもしろかった作品ということの証であってとてもうれしい。
原作と映像化は別物と思ってはいるけれど、大筋で大きな違いはなかった。
欲を言えば、あのエピソードは入れてほしかったなとか。
そこは原作を読んでいないと伝わりにくいのでは?
なところはあった。
それでも原作の世界観がそのままだったのがとてもよかったです。
主演の松村北斗くんは『カムカムエヴリバディ』の演技を見て好感を持つようになった後輩くん。
自然な演技で物語に引き込まれる。
今田美桜ちゃん、よくその小さなお顔によくそんなに大きな瞳が収まっていること!
全く笑顔のない難しい役を見事に演じられていました。
刑事役の柄本佑さんは『光る君へ』以来。
画面に現れるとなんだか安心感がわく役者さん。
その姿、原作の文字の中ですでに動いていた。
年老いた父親役の三浦友和さん、わたし世代にとっては超さわやかな正統派二枚目。
にのちゃん主演の『流星の絆』これも東野作品で、ラストのラストで殺人犯とわかった時はびっくりくりくりだった。
そして今回は……っと、これ以上はお口チャック(*´艸`*)
タイトルの『白鳥とコウモリ』は想像した通り。
光と影、昼と夜。
明暗を分ける立場、の比喩。
それが物語の軸なんだろうけれど。
それ以上にわたしが感じたのは
“人は過ちをおかしてしまう生き物”
ってこと。
それは、イコール犯罪ということばかりでなくね。
過ちがさらに過ちを生む。
せつなかった。
東野圭吾先生のご冥福をお祈りいたします
2026.09.17
