南座から、菊乃井へ | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

ずいぶん空いてしまいましたが、6月の京都のつづきです。


おおきに財団友の会の特典で招待されるのは、五花街の春の踊り(祇園東は秋)だけではない。



「都の賑わい」は南座で2日間だけ開催される初夏の踊りの舞台。


そして、それなりの料金を支払う必要があるが、「五花街の夕べ」という接待付きの宴席もそれぞれの街ごとに、つまり5箇所で開催される。今年の先斗町の宴席は菊乃井本店で行われるとわかったので、思い切って申し込んでみた。


3年前に入院した日もまさにこれがあって、場所は炭屋旅館だった。試しに申し込んでみたら満席だったので諦めたのだが、おかげで料金を無駄にせずに済んだというわけだ。当日キャンセルは全額返金なしなんだよね。ただ追加料金を払ってグレードアップした都の賑わいの席は当然無駄にしたわけで、それがトラウマでその後は席のグレードアップが出来ないでいる😓。



菊乃井本店

ちょっと前に書いた雙林寺の先にある老舗の料亭である。おひとり様が基本の弁慶は、なかなか行くには難しい。今回は願ってもないチャンスなんじゃないの、と先斗町の芸妓の亜弥さんは言っていた。

普段は交流のない芸舞妓さんも来るだろうし(と思ったら、立方は秀知沙さんと秀澪さんで、よく存じ上げたお二人でした)。地方は一美さんで、私のすぐ横で三味線を弾き唄われたので、それは初めての経験でまあ良かったかなと思います。



部屋に案内されるとまずはこの水無月と抹茶のおもてなしで開宴を待った。参加者は定員は30人だったが、8人の4列なので32人と思われる。

おおきに財団と菊乃井の女将の挨拶で宴は始まった。最初に秀知沙さんの踊りがあって、次に秀澪さんの踊りがあった。秀知沙さんの舞いの題名はわからないが、こういうのをわかるようになりたいんだよね。こんなことを会社で言っても理解されないので、金毘羅船船みたいな話になるんだけど(爆)。

その証拠というわけではないけれど、秀澪さんの踊った祇園小唄から鴨川小唄へのメドレーは、弁慶はそらで唄えますよ(笑)。祇園小唄はどの街でも舞ったり踊ったりするが、鴨川小唄へとつながるのは先斗町だけ。


八寸


虫籠の中身は、浅利・万願寺とうがらし、小茄子翡翠煮、枇杷玉子、蛸の子、海老共焼、太刀魚南蛮漬、枝豆、新甘藷甘煮、花付胡瓜、ひしお


猪口
青梅煮、毛蟹、花穂紫蘇


向付は屋形船


一、明石鯛 縞鯵、あしらい一式


二、鱧落とし、花穂紫蘇、梅肉

たしか鱧は開いたあとで、冷水で締めてないと説明されました。


煮物椀 氷煎餅は椀を開けた後で入れる。


穴子豆腐、冬瓜、木の芽、実山椒


焼物は鮎塩焼き 蓼酢はオリーブオイルを混ぜている。

ちょっとなんで?って思ったが、食べてみて、なるほどと思った。


中猪口
一、新順才、胡瓜、トマト


二、すっぽんの冷製、海老、露生姜


強肴
鮑磯辺煮、加茂茄子、京隠元、あおさ海苔、木の芽


御飯
新生姜御飯、とろろ、三つ葉

香物
胡瓜漬け、水茄子、割り干し大根

止椀
新玉葱すり流し、木玉葱、赤万願寺唐辛子、七味


水物
みつ豆、マンゴー、メロン、チェリー、白玉、寒天、小豆

一線超えるとそこからどれだけ美味くてもただ美味いだけで理解できません。まさに猫に小判、犬に論語、豚に真珠、馬の耳に念仏でした。

ね。