昭和な時間 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。


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元気な八百屋の親父は下校途中の小学生に声をかけ、魚屋の親父は博打で店を潰しちまった。

大好きだった屋台のお好み焼き屋の爺ちゃんは、幼稚園の時にはすでに屋台を引くことはなく、自宅前で店を開けていたが、やがてそれも無くなってしまった。小さな街にもショッピングセンターができて、人の流れが変わり始めようとしていた。そのころご馳走だったのは、近所で唯一のラーメン屋のもやしそばだった。


やがてショッピングセンターは名前を変え、そしてそれすら今はない。


神童と呼ばれた少年は、やがて落ちこぼれとなり、さわやかな青年を経て、ただの親父となった。破綻した生活がよっぽど性にあっていたのか、まっとうな生活をするようになると、やがて精神に破綻をきたした。一時立ち直ったかのように思えたが二十年を経て、再び破綻し現在にいたる。


唯一の救いは、本人がその破綻を認識し、対処できていることぐらいだ。



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昭和のあのころから変わらずに残っていた物は、子供達の遊び場だったなんの変哲もない小さな公園と、このラーメン屋だけだと今日気がついた。