群馬・栃木県境の宿 丸沼温泉 環湖荘 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

栃木、栃木と草木もなびく中、県境の金精峠にもっとも近い群馬側の丸沼温泉に行く決心をしました。120号の沼田を越えて県境に至る地域には、多くの温泉が存在していますが、こんな場所を網羅するほどの暇人はあんまりいないので、冠温泉(○○温泉)はすべて押さえる作戦の開始です。


一応県境まで行きます。ちなみに丸沼の先の菅沼にはキャンプ場があり、その反対側には日光白根山の登山口があり、食堂、売店があります。珍しい北海道に生息する岩魚「おしょろこま」の塩焼きなども販売していますが、焼きが早急でよろしくありませんので、おすすめできません。今回も立ち寄っただけで丸沼温泉を目指します。



湯巡り弁慶の奇妙な生活



120号からの丸沼、環湖荘方面の眺望です。普通はこの景色を見たあと120号から左折し環湖荘への一本道を下りますが、前記の通り今回は金精峠側から右折で進入しました。この景色は帰りに撮影したものです。



丸沼温泉 環湖荘 (旧丸沼温泉ホテル)


群馬県利根郡片品村東小川4658-7


湯巡り弁慶の奇妙な生活


丸沼温泉ホテルには中学1年の林間学校で泊まったと記憶している。13時に到着し入浴を申し込むと「清掃を終わって湯をためているところなので、あと2~30分お待ちください」とのことだった。丸沼湖畔には「湖畔亭」というお食事処があるが、すでに食事は済んでいたのでノンアルコールビールを購入し、のんびり待つことにした。

湯巡り弁慶の奇妙な生活

目の前には遊歩道があり、しばし散策をする。標高1430mのこの地では、本日の猛暑も関係ない。とはいえ日差しはきつく、木陰をぶらぶらする。風が心地よい。


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涼を求め訪れた人たちは、木陰に設置されたテーブルや、持ち込んだチェア、あるいはレジャーシートなどで、のんびりとした時の流れを楽しんでいた。そろそろかなと思い、宿に向かい歩き始めると秘湯を守る会、梅田屋旅館のマイクロが満席に近い状況で進入してきた。「ん?まさか入るのではあるまいな・・・」と思って見ていると一回りして出て行った。(これで本日のもう一湯、梅田屋計画は破棄された。行くならやっぱり日曜日なのかな。)


入浴料1000円を支払うと、「タオルはお持ちでしょうか」と声をかけてくれた。「ええ、持ってますから大丈夫です」と返答すると、浴場まで案内してくれた。本日は(なのか今の時間帯はなのか)男性用は趣向を凝らした「ニジマス風呂」、女性用はシンプルな「ヒメマス風呂」だった。



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清潔でゆったりした脱衣所である。ここに通じる入り口は2重扉で、手前と奥が互い違いに開くように工夫されていることも、外から中が見えないように気を使った設計をしたことが伺えた。



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ニジマス風呂には7分程度の湯張り状況だった。左の壁面には水槽が埋め込まれ、ニジマスが泳いでいる。また浴槽中央にもニジマスのモニュメントがある。

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丸沼1号泉と2号泉の混合泉で、pHは7.2。泉質は単純温泉(中性低張性高温泉)だが、成分はしっかり入っている。陽イオン24.2対陰イオン52.6ということは、なかなかの還元水ってことでいいのかな。



湯巡り弁慶の奇妙な生活

湯花があるとの記載だが、本日は確認できなかった。その代わり、成分結晶が浴槽底に細かい砂(目視できない)のように存在している。



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ニジマスのモニュメントの口が湯口である。浴槽が広いので湯温の均一化の為か、尻尾の下の水中にも湧き出し口があり泡と共に湯が湧き出していた。源泉賭け流し、加温、加水なし。無色透明無臭で味は微妙な味わい。旨いとは言えないが良薬口に苦しか?。湯が100%満たされていない状況なので、オーバーフローの醍醐味は味わえなかったが、モニュメントにくっきりと残っている析出物をじっくりと確認することができた。これは、浴感以上に本物の湯だ。



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水槽のニジマスも元気に泳いでいる。おかげで足の指も元気に開く・・・関係ない?泉温は泉源47℃、湯口で42.5℃のなずなんだが、満水になっていないせいで40℃の体感であり、私的にはちょうど良かった。



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落ち着いたロビーは禁煙である。喫煙者としては、最近の世情からして原則禁煙、喫煙所ありという状況のほうがむしろありがたくなっている。この状態で喫煙可能であっても、周りに人がいたら落ち着いて喫煙なんかできない。特にパイプ愛好者でもある私は、下手をすれば1時間吸い続ける可能性だってあるのだ。

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そして、このような整った環境の喫煙室が用意されていると、「喫煙者=人にあらず」的な気分になることもなく、安心した気分で吸えるってものだ。



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すがすがしい気分でおいとまし宿を出ると、目の前には素晴らしい環境の丸沼が広がっていた。環湖荘はこのように自然に恵まれた環境にあるが、一方アクセスの不便さも特筆もの。日光駅からも上毛高原駅、沼田駅からもかなり離れた場所にある。公共の交通手段だけでのアクセスは困難だと思う。


裏方さんはいざ知らず、フロントスタッフは2名で切り盛りをしていた。部屋数も多く、こじんまりとした宿ではないのだが稼働率はどのくらいなのかなーとちょっと気になった。


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そういえば、反射望遠鏡が置いてあったけど、夜は星が綺麗なんだろうな・・・。