彼が死んだころ、私は何をしていたんだろうか?少なくともニュースでその事実をしり、驚嘆したことだけは確かである。だからといって、彼のことを気にしていたかと言えばそんなことはなく、そのことが実際に彼と会えたかもしれない可能性をつぶしてしまったのは、今となっては残念なことである。しかし、なぜ最近になって、彼のことが気になりだしたのか、私にはまだわかっていない。
軽井沢の地にその喫茶店はある。彼はここのブルーベリージュースが好きだったという。息子、ショーンと遊んだ東屋は、この画像から見て左側の庭の中に存在していた。森の中の喫茶店と聞いていたので、もっと森の中深くにあるのかと想像していたが、以外にもその喫茶店は軽井沢の別荘地の小径に比べれば明らかに幹線となる道路に面しており、記憶によれば、私は数回その道路を通行しているはずである。
ブルーベリージュースとはまったく関係なく、復活したというビーフカレーを注文してみた。ビーフはとろけてほとんど原型は確認できず、シメジの量が多く感じる。幸いなことに私は茸類は好物である。1200円。
店内は禁煙だったので、テラスで頂いた。飲み物は食後にコーヒーを注文した。カレーとセットの場合は、ほとんどの飲み物は500円となる。なぜブルーベリージュースではないかと言えば、それがこのサービスの対象外だったからである。ちなみにブルーベリージュースは800円である。そして花瓶の奥に見えるのが、その東屋である。
店内の壁には彼の写真がいくつも架かっている。しかしそれはいささか控えめな感じもする。食べ終わり清算しようと店内に入ると、入店した時にはいなかったオーナーである奥さんが戻っていて、「寒かったでしょ。ストーブあたってお行きなさい」と声をかけてくれた。しばらく歓談し、店を後にした。



