今日は、火星俳句会HPの7月号「いめいじん句"」 入選作品発表 大山文子選がありましたので紹介します。
下のイラスト絵をを見て、自由な発想による作品を投句して選者大山文子さんが鑑賞して選出します。
黒鯛を捌いて一級建築士 坂倉一光
一流の人は何をしても一流の腕をお持ちです。
性格なのでしょうか、図面に線を引く如く一瞬の躊躇もなく手際よく
黒鯛を捌かれる様子が目に浮かびました。
「切れ味」って本当にありますよ。美味しそう!
もてなしの行きつく黒鯛の粗煮かな 藤川雅子
「黒鯛」と書いて「ちぬ」と読みます。本来は「茅渟」と書きます。
昔大阪湾は黒鯛の漁場だったらしく「茅渟の海」と読んでいたようです。
さて、真鯛でもそうですが粗煮の美味しさを知っている人は
本当の魚好きのようです。お行儀悪くしゃぶりついていただきます。
兜煮を添ふる女将の夏衣 垣内孝雄
こちらは本物の鯛の兜煮です。照りが光って美味しそうです。
女将さんが御贔屓の客にだけサービスして下さったのかも。
袖を少し押えて兜煮を差し出す腕が涼しそうです。
ごちそうさまです。
煮付けして鰈の骨湯思い出す 芝香
私の父を思い出しました。
中国からの引き揚げ者だった父は食べ物を本当に大事にしていました。
煮付けを食べた後、白湯を注いでさらに細かな身を汁ごと飲んでいました。
八月十五日が近づくたび思い出します。
茄子をもぐ朝の菜園しずかなり 昼寝
家庭菜園へ出向かれた昼寝さん、今日は一番乗りのようです。
日が高くなるまでには作業を終わらねば。
茄子をキュッと鳴らせて捥ぐ至福のひと時です。
奥様の笑顔が見えるようです。
できたてのフィッシュサンドと海や夏 宇佐美好子
本場アメリカのフィッシュサンドはボリュームありそう。
どこまでも青い空と海、バカンスはこれからです。
アマビエとおぼしき金魚掬ひけり あるてみす
コロナ感染第7波の最中、「アマビエ」様の事を飽きやすい日本人は忘れていませんか?
金魚すくいで見つけたアマビエ似の金魚、もちろんゲットなさいましたよね。
感染しないように毎日お世話しましょう。
黒門に鱧の湯引きを二人前 みさを
「黒門」というのは大阪の台所と言われる「黒門市場」の事です。
夏は「鱧」冬は「河豚」難波人の胃袋を賄う市場です。
やさしいみさをさんはご主人の分までお買い求めです。
この猛暑を乗り切りましょう。
