わたしの働くエステサロンは、大阪市内と神戸、合わせて5店舗あり
スタッフの人数は50名ほどです。





わたしには、社長の他に4人の上司がいる。
常務(唯一の男性)、マネージャー、エリアマネージャー、インストラクター。




あとは、みんな可愛くて頼もしい後輩たちです。
いつのまにか、すっかり古株になってしまった!






今はほとんど出勤しないし会議も出ない。

会社の役職もほとんど手放したわたしですが、
上司も後輩も、みんな大好きで仲間だと思っている。








ブログには何度か書いているけれど、いままで働く中で、たくさんの退職する仲間を見送ってきた。



今も、毎月のようにどこかの店舗で退職者や退職希望者の声を耳にします。








そして、
わたしの店舗から、9月末に退職が決まったひとりの後輩スタッフがいました。

















わたしは今まで退職を決めたスタッフを止めたりすることはなかった。


誰と話しても、どんな理由であっても、
決めたその子の人生そのものを応援してしまうから。




「退職すること」や「退職者が出ること」は、悪いことではないと思っているから。








それなのに今回は、
なんだかザワッと引っかかって、ゆっくり話を聞く時間を作りました。








表向きは、親の自営の仕事を手伝わないといけない状況になったいう理由。

そんなん、ほんとなわけない。笑






お手入れも、スタッフやお客さまとのコミュニケーションも楽しんで、
この仕事に喜びが滲み出ていたのに。。







話を聞いていたら、
結局は、「疲れちゃった」のだなぁとわかった。






営業数字を上げるための仕事に疲れた。

毎月売り上げを追うことに、疲れた。

会社に出した要望が通らなくて疲れた。

会社から求められることに疲れた。

夜遅くまでの激務に疲れた。

固定給が安くて、疲れた。








「好きな仕事」「楽しさ」で紛らわせていたけれど

そんな「なんだかなぁ…」が積もり積もった結果でした。








予想通りだったし、
今までそんなスタッフはたくさんいたし、
わたしも経験して、その気持ちめっちゃわかるし、
退職理由なんてなんでもいいし、
会社はうちのサロンだけじゃないし、
退職してもいいと思う。



本気で、どちらでもいい。








でも!!




「嫌なこと」で見えなくなっている「自分の本当の願い」を、もう一度思い出してほしいな。

と強く強く思った。







わたしには、彼女の「純粋にエステの仕事を楽しみたい」という心が見えた。







一緒に、また目の前の好きな仕事から、喜びを感じられたらいいな。と心から思った。



















うちの会社は、エステでは珍しいのかな?
「ノルマ」みたいなものはない。


数字を追ってもいいし、追わなくてもいい。

自由。





しかし「固定給」の設定が、基本的にとても低いのです。








売り上げ◯◯万円以上で、◯%、という歩合があって、

稼ぎたいなら、自分で数字つくってね♡


頑張り次第(売り上げ次第)でいくらでも稼げるから夢があるでしょ♡


という「各々が経営者スタイル」。







定休日作りたい、
閉店時間早めたい、
残業なしを徹底したい、
基本給もう少し上げて欲しい、

そんな要望を、
「じゃー、売り上げあげてから」と返されてしまう。





みんなが疑うことなくそこに納得してしまう。






そんな中にいると、


売り上げ=価値
稼いでるひと=素晴らしい、輝いている、意見できるひと



だと、勘違いしてしまう。







会社はそうは言ってないし、本当に勘違いのマボロシなんだけど
スタッフに誤解させてしまうような環境なんだ。







そんな会社の設定(在り方)を、

「幹部メンバー」である自分たちから、変えていきたいと思った。










サロンワーク、掃除や雑務をするスタッフの存在のおかげで営業数字を上げることができること。


お手入れに専念するスタッフの存在のおかげで、お客さまが喜ばれ紹介につながっていること。




わかってるなら、口だけの感謝じゃなくて固定給のベースアップをしてもいいんじゃないか?







「肉体が疲れたら心も沈む」ということを理解して、
男勝りではない働き方の選択肢を作ってもいいのではないか?







スタッフが、
安心して目の前の仕事に精を出せるように。


それぞれが、得意不得意そのままで自分を生かせるように。







そんな環境をととのえていきたいと、

上司に時間を作ってもらって話しました。




 




「条件を勝ち取りたい」という会社に対する要望ではなく、
「こうすべきだ!」という権利の主張でもなく


ともに、在り方を見つめていきませんか?という提案でした。









悩みながら奮闘する後輩スタッフたちも
会社を守ろうと考えてくれる上司たちも
もちろんわたしも、


「たくさんの女性に喜びと癒しを感じてほしい」という、


同じ願いを持っている。



 




絶対に、もーーーっと、よりよい会社、サロンであることができる。
そう在りたい。





それを伝えたかった。




















「環境次第」と言いたい訳ではないけれど、
環境をととのえることで、もっともっと気持ちよくハッピーに働ける。




スタッフの心は、ダイレクトにお客さまに伝わる。












どうしたらスタッフのモチベーションを上げられるか?
どうしたら稼げるスタッフを育てられるか?
辞めないスタッフにするために。
達成し続けるサロンにするには?



そんな方法を考える「スタッフ育成」ではなく






みんな喜びを見出し、才能を発揮できているかな?


仕事を楽しみ、喜びが循環しているかな?



そんなふうに考え、育み合う工夫をしたい。










上司はじっと聞いてくれたあと、笑って

「ホンマに甘いわ〜!OLじゃないのに。」

と言った。










綺麗事かもしれない。
甘いかもしれない。


でも、わたしは大真面目にそう思っているんだ。





体現していこう。と決めた。









続きます。