今日は、ふとした時に感じる
 「言葉にできない違和感」
についてお話しします。


日々仕事や生活をしていると、 
こんな風に思うこと、ありませんか?


「私さえ我慢すれば、丸く収まる」
「条件もいいし、断る理由なんてない」


頭(思考)では
「やるべき」と判断している。
 周りの人も喜んでくれている。


でも、なぜか心が「NO」と言っている。



胃のあたりがキュッとなるような、
 胸がざわつくような、あの感覚です。

責任感が強くて、
いつも裏方で頑張っている人ほど、 
この「小さな違和感」を無視してしまいがちです。


「理由もなく断るなんて、大人としてダメだ」
 「みんな頑張っているのに、
ワガママ言っちゃいけない」


そうやって、自分の気持ちにフタをし
 頑張りすぎてしまうんですよね。


でも、心理学の視点からお伝えすると
 その「モヤモヤ」こそが、脳が導き出した
『最適解』だったりします。

 

  直感は脳のスーパーコンピューター

 


「直感」というと、スピリチュアルなものや
 根拠のないものだと思われがちです。


でも実は、直感というのは 
「あなたの過去の膨大な経験データ」から、
脳が一瞬で弾き出した演算結果なんです。


私たちは生きていく中で、
数えきれないほどの 
「人」「場所」「会話」「雰囲気」を経験しています。


脳はその全てをデータベースとして保存していて、 
何かを決断しようとした時、
一瞬で過去のデータと照合します。


「あ、このパターンの話し方は、
後でトラブルになるかも」
 「この空気感は、過去に失敗した時と似ている」


それを「言語化」するよりも速く、
身体感覚としてサインを出してくれているのが
「違和感」の正体です。


つまり、言葉にできないのは理由がないからではなく、 
説明が追いつかないほど多くの情報を、
脳が処理してくれた証拠なんです。

 

  「思考」後付けの言い訳?

 

 

 

一方で「思考(ロジック)」は、
意外とあてになりません。


人間は、一度「やる」と決めようとすると、 
脳が勝手に「やるべき理由」を集め始めます。


「でも、お金になるし」
 「あの人の紹介だし」
 「断ったら次がないかもしれないし」


これは、自分の本音をねじ伏せるための 
「後付けの言い訳」であることが多いのです。


だから、あなたが感じている 「なんか嫌だな」
「気が進まないな」は、 
決してワガママなんかじゃありません。


あなた自身を守るために、
心が必死に出してくれた「危険信号」であり
「GOサイン」です。

 

  自分を守れるのは、自分だけ

 

 


いつも誰かのために動いているあなただからこそ、 
迷った時は、条件ではなく
「自分の感覚」を信じてあげてください。


無理やり納得させる「思考」よりも、 
ふと湧き上がる「直感」のほうが、 
実は、あなたを幸せにする最短ルートを知っています。


「助けて」と言えずに一人で抱え込んできた自分を、 
そろそろ解放してあげてもいい頃かもしれません。


自分の「嫌だ」という感覚を認めることは、 
自分を大切にすることと同じですからね。


もし今、何かに迷っているなら。
 一度、理屈を横に置いて、
深呼吸してみてください。


あなたの心が「ホッとするほう」はどちらですか? 
その感覚を、どうか信じてあげてくださいね

 

「もっと私にスキルがあれば、
 誰にも頼らずに全部回せるのに……」


そんなふうに、たった一人で凛と咲こうとして、 
折れそうになりながら頑張っているあなたへ。


先日、クライアントさんにこんなお話をしました。


「それ、責任感じゃなくて、
ただの『執着』かもしれませんよ」


その言葉に、彼女はハッとして言葉を失っていました。


図星を突かれると、心の蕾がギュッと
閉じてしまうような感覚になりますよね。


実は、心理学的に見ると、 
仕事を一人で抱え込むのには「理由」があります。


それは、自分を守るための
「鎧(執着)」をまとっているから。


「できない自分を見せたくない」 
「弱みを見せるのが怖い」


そうやってスキルで武装して、
一人で戦おうとするのは、 


実はとっても傷つきやすくて
優しい心の防衛反応。


でもね、思い出してみてほしいのです。



野に咲く花も、一輪だけで
嵐に耐え続けるのは限界があります。 

でも、寄り添い合って咲く花たちは、 
お互いが風除けになり、
支え合いながら、
長く美しい景色を作ります。


仕事も、これと同じ。


一人で完璧を目指すことだけが、
プロではありません。 


目的のために「助けて」と
手をつなげるのが、
本当のプロです。


「最高の成果」という花を咲かせるために、
 得意な人に水をやってもらったり、
太陽の光を分けてもらったり。


そうやって「チームという花束」で協力し合う方が、 
あなたという花も枯れることなく、
ずっと長く、健やかに輝き続けることができるんです。


「一人でやらなきゃ」という重い鎧を脱ぎ捨てて、
 「みんなでいいものを作ろう」という
軽やかなこだわりへ。


自分にそう許可を出せたとき、 
あなたの周りには、
もっと優しい香りが広がり始めます。


あなたが今、ギュッと握りしめている
そのお仕事。


それは「不安」から抱え込んでいますか? 
それとも、みんなで「大きな喜び」を
咲かせるためのものですか?


一人で頑張りすぎないで。 
ときには誰かに枝を預けても、
大丈夫です。

間違えたら
整え直せばいい。
それも、学び。


心理学の視点で見ると、
人が安心して学び、変化していくために
いちばん大切なのは


「正解の多さ」よりも
心が安全であることです。



先生でも、講師でも、
人である以上、
間違えることはあります。


うまくいかない日や、
小さな行き違いが起きることもある。


そんなときに問われるのは、
ミスをしない力ではなく、
そのあと、どう整え直すか。


「私の確認不足でした」
「ごめんなさい、整えますね」


この一言があるだけで、
場の空気はふっとやわらぎ、
人の心に余白が生まれます。


人は、
言葉で教えられる以上に、
目の前にいる人の
向き合い方・在り方から学びます。


だから私は、
完璧な先生でいるよりも、
安心して頼れる先生でありたい。


間違えてもいい。
ひとりで抱えなくていい。
一緒に整え直せばいい。


その姿そのものが、
「頼っても大丈夫なんだ」という
静かな学びになると、
私は信じています。

人生を本気で変えたいと願うとき。 
私たちはつい「気合」を入れ直してしまいます。 


 「明日から心を入れ替えよう」
 「もっとポジティブに考えよう」 ㅤ ㅤ 


でも、心理学の視点からお伝えすると、 
実は「感情」や「根性」で人生を変えるのは
至難の業です。 ㅤ ㅤ


 なぜなら、私たちの心は目に見えない 
「構造(環境)」に支配されているからです。 ㅤ ㅤ 


本気で自分を変えたいのなら、
変えるべきは気合ではなく、
以下の3つ。 ㅤ ㅤ


付き合う人

時間の使い方

過ごす場所(居住地) ㅤ ㅤ 



特に「場所」の力は絶大です。 
入ってくる情報や、
目にする景色が変われば、 


脳は勝手に行動をアップデートし始めます。
 

…とはいえ、これが一番難しいですよね。 
私自身、50年近く同じ場所に住み続けています。


 「環境を変える」ことへの得体の知れない恐怖。
 その足がすくむような感覚は、
 痛いほどよく分かります。 

ㅤ ㅤ 
だからこそ、私は「密航」をおすすめしています。
引越しという大げさなことではなく、
家の中での移動です。 ㅤ ㅤ


いつもリビングでしているパソコン作業を、 
今日だけは「和室」に持ち込んでみる。 ㅤ ㅤ 
たった数メートルの移動。


でも、そこから見える畳の質感や、
窓の外の角度。 ㅤ ㅤ 


その小さな違和感が、
あなたの滞っていた 「人生の空気」
を循環させるスイッチになります。 ㅤ ㅤ


 「構造を変える」という成功体験を、 
まずは家の中の数メートルから始めてみませんか? ㅤ ㅤ 


小さな一歩を踏み出したとき、 
あなたの人生は、もう動き出しています。 ㅤ ㅤ 


もし「それならできそう!」と思えたら、 
ぜひ「いいね」で教えてくださいね。

 

家の近くを散歩していたとき、
驚くような発見がありました。


何度も通っているスーパーの、
すぐ裏側。


一本道を外れただけで、そこには
ゆったりとした時間が流れる
素敵なカフェがあったんです。



「こんなに近くにあるのに、
どうして今まで気づかなかったんだろう?」


そう自問して気づいたのは、
私自身が「いつもの道」という枠の中で、


目的地(スーパー)にたどり着くことしか
考えていなかった、ということ。


これ、実は私たちの「悩み」にも
全く同じことが言えるんです。


「この問題は、こう解決するしかない」
「私は、こういう人間だから」


そうやって、一つの「正解」に向かって
一直線に前だけを見ているとき。


私たちの脳は、その道のすぐ隣にある
「別の出口」を、景色の一部として
透明にしてしまいます。



心理学では
これを「スコトーマ(心理的盲点)」と呼びますが、


一度この状態に陥ると、自力で抜け出すのは
プロである私であっても、至難の業です。


だからこそ、自分以外の「一歩引いた目線」で
世界を一緒に眺める存在が必要なんです。


もし今、あなたが
「もう出口がない」「行き止まりだ」
と感じているとしたら。


それは、あなたが無能だからでも
頑張りが足りないからでもありません。


ただ、すぐ隣にある「一本隣の道」が、
まだ視界に入っていないだけ。


一人で頑張りすぎて、
視界が狭くなっていませんか?


少しだけ深呼吸をして、
いつもの角を、あえて曲がってみる。


そんな心の余裕を、
大切にしてあげてくださいね。