日常のなかで、

誰かからこんな風に

 声をかけられたことはありませんか?

 

 

「〇〇さんって、本当に素敵な感性を持っていますよね」

「いつも丁寧なお仕事をしてくれて、本当に助かっています」

 

 

そんなとき、あなたのお顔や心は 

どんな反応をしていますか?

 

 

実は先日、講座の受講生さんから、 

こんな切実なお悩みを打ち明けられました。

 

 

  褒め言葉を、全力で床にパッと落としていませんか?_

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「私、人からほめられると、 

なんだかものすごく、むずがゆくなるんです。

 

 

『いやいや!そんなことないです! 私なんて、

まだまだですから……!』って、

頭の中が真っ白になって、 全力で両手を振って否定しちゃうんです。

 

 

相手がせっかく差し出してくれた温かい言葉なのに、 

まるで受け取っちゃいけないものみたいに、

 パッと床に落としてしまうんですよね……」

 

 

ポツリ、ポツリと、 でも一生懸命にそう話してくださる姿を見て、 

私の胸もちょっぴりチクリと痛みました。

なぜなら…… かつての私も、まったく同じだったからです。

 

 

 

  「何か裏があるんじゃないか?」と疑っていた過去

 

昔の私は、人からほめられることが

 何よりも苦手でした。

 

 

素直に「ありがとう」なんて、 

口が裂けても言えなかったんです。

 

 

「急にほめるなんて、何か裏があるんじゃないか?」

 「私を都合よくコントロールしたいのかな?」

そんな風に、相手の好意を信じきれずに、

 頭の中で深読みばかりしていました。

 

 

せっかく相手が「どうぞ」と手渡してくれた 

温かいプレゼント(ほめ言葉)なのに、

「爆弾かもしれない!」と身構えて、

 投げ返したり、叩き落としたりしていたんです。

 

 

今振り返ると、相手の方にも 

申し訳ないことをしちゃったな、と思いますし、 

何より自分自身が一番、息苦しかったなと感じます。

 

 

  それはひねくれているのではなく、「心のロック」

でも、心理学を深く取り組むようになってから、

 ようやく分かったことがあるんです。

 

 

ほめ言葉を素直に受け取れないのは、

あなたの性格がひねくれているからでも、 

頑なだからでも、天邪鬼だからでもありません。

 

 

ただ、心の大切な場所に、 

「鍵(ロック)」がかかっているだけ、なんです。

 

 

過去に、信じていた人に裏切られて傷ついた。 

頑張っても認めてもらえなかった。 

期待してガッカリするのが怖くなった。

 

 

そんな経験が、あなたの心の中に

 頑丈な鍵を作ってしまったのかもしれません。

 

 

「これ以上、期待して傷つきたくない」

 「自分を勘違いさせて、あとで悲しい思いをさせたくない」

そうやって、あなた自身を一生懸命守ろうとする、

  健気で、切実な防衛反応だったんです。

 

 

だから、受け取れない自分を

 「なんてダメなんだろう」と責める必要は、 1ミリもありません。

 

 

  まずは「心のノートにメモするだけ」で100点満点!

 

じゃあ、これからどうしていけばいいのか?

もし、今度だれかにほめられたときは、

 笑顔で「ありがとうございます」とお礼を伝える。

 

 

これができたら、もちろん最高です。

でも、もしその言葉がまだ喉につっかえて 

どうしても出てこないなら、 

無理に言わなくても、本当に大丈夫。

 

 

声に出して否定したくなったら、 

ちょっとだけ、呼吸を置いてみてください。

 

 

そして、心の中でこう呟いてみるんです。

「あぁ、この人は私のことを、そう感じてくれたんだな」

 

 

ただ、その事実を 心のノートにそっとメモするだけ。

受け入れなくていい。

 「そっか、相手はそう思ったんだな」と ただ着地させてあげるだけ。

 

 

これだけで、100点満点です!

 

 

相手の言葉を否定せず、 そのままそっと置いておく。

その小さな積み重ねが、 あなたの心のロックを、

少しずつ、 優しく緩めていってくれます。

 

 

あなたの素敵な感性が、 

いつかあなた自身の手で、柔らかく開花しますように。