「助けてって、言えないんです…」


受講生さんがふとこぼしたこの言葉が ​ 
ずっと心に残っている。


「手元の仕事も終わらないのに ​ 
また頼まれて、断れなくて…」
「でも無理ですって言うのが、怖いんです」


その場にいた私は、思わず黙ってしまった。 ​ 
だって、それ全部── ​ 
過去の私そのままだったから。


私は昔、「頼る=甘え」「断る=迷惑をかける」と思っていた。


頼らないで乗り越えるのがカッコいいし、 ​ 
人に頼るのはできない人みたいで、なんだか怖かった。



でも正直、本音はこんな感じだった。


「これ、本当に今やらなきゃダメ?」 ​ 
「もう定時すぎてるし…」 ​ 
「ってか今日、昼ごはん食べてないし」


でも言えなかった。「助けて」が。


そのまま我慢して、抱えて、疲れて、泣けなくなって。 ​ 
でもそれでもまだ、「頼らない自分」を手放せなかった。ㅤ


そんな私が少しずつ変われたのは、 ​ 
「頼るってスキルなんだ」と知ったことがきっかけだった。


弱さじゃなくて、あたたかさ。 ​ 
人に甘えることじゃなくて、ちゃんと繋がる力。



私は今、そんなふうに「頼るのが怖い」って思ってる人に ​ 
少しでも安心してもらえる場をつくりたいと思っている。


無理して笑ってる人に ​ 
「そのままで、大丈夫だよ」って伝えられる人でいたい。


もしあなたも、 ​ 
「ほんとはちょっと誰かに甘えたいな」って思っているなら
まずはその気持ちを、大事にしてあげてください。