「せめて、具合が悪いときくらい
家事を手伝って欲しいんです」
これは、私の講座に参加された女性が
ぽつりと打ち明けてくれた言葉です。
ㅤ
長年、家族の中で「いい人」を
やってきた彼女は、
自分の体調が悪い時でも
「お願いするくらいなら、
自分でやったほうがマシ」
と、限界までがんばってしまう
タイプでした。
ㅤ
だけどある日、ふとしたきっかけで
「もうこれ以上は無理かもしれない」と
感じて、 ご主人様に初めて本音を
伝えてみたのだそうです。
ㅤ
「お願いがあるんだけど……
私、具合が悪いときくらいは
家事を手伝ってほしいんだ」
そう伝えたとき、どんな反応が返ってくるか
内心ドキドキしていた彼女。
ㅤ
ところがご主人様は、
拍子抜けするほどあっさりと、
「ああ、いいよ」と
答えてくれたそうです。
ㅤ
ㅤ
「えっ、それだけ?」
「もっともめると思ってたのに…」
彼女はそう言って、
照れくさそうに笑っていました。
ㅤ
ㅤ
でも、その一言を伝えるまでに
どれほど葛藤し、
どれほど不安を抱えていたか。
私は、話を聞きながら胸がぎゅっと
締めつけられるような思いでした。
ㅤ
お願いするって、勇気がいるんです。
特に、家族には。
ㅤㅤ
第三者には気軽に頼れるのに、
いちばん身近な存在であるはずの家族には
なぜか言えない。伝えられない。
これ、本当に多くの方が抱えている
「無言のしんどさ」です。
ㅤ
ご主人様に「お願いする」ことが
たわいもないことのように
見えるかもしれません。
でも、ずっと我慢してきた人にとっては
その一言を伝えることが、
大きな大きなチャレンジになるのです。
ㅤㅤ
だから私は、そんな小さな一歩を
全力で褒めてあげてほしいと思っています。
「できた自分」を、ちゃんと喜んで
あげてほしいんです。
ㅤ
どれだけ便利なツールや、
うまく伝えるスクリプトがあっても、
最終的に動ける人の共通点は一つ。
「このままの自分でいたくない」
そう思った瞬間に、覚悟が生まれて、
行動が始まるんですよね。
ㅤ
お願いするのが下手だった過去の私にも、
そして今のあなたにも、
ひとつだけ伝えたいことがあります。
ㅤㅤ
勇気って、いきなり
湧いてくるものじゃありません。
小さな「もうやだ」の積み重ねが、
「よし、言ってみよう」の一歩につながる。
ㅤㅤ
だから、もしあなたが
「お願いしたいけど言えない」と
悩んでいたら、 その気持ちの奥にある
《本当はどうしたいか》に
気づいてあげてください。
ㅤㅤ
そして、もしタイミングがきたら、
私と一緒に「本音をカラッと
伝える力=頼り力」を
ゆっくり育てていきましょう。
ㅤㅤ
あなたが本音で生きられるように
心から応援しています。