犬ヶ島 ☆ Isle of Dogs | チョコ&フランソワママのブログ

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黒猫のチョコとフランソワのブログです。


ぽん、とおもむろに母が新聞記事をとテーブルに置いた。





『ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を獲ったんだって。
「犬ヶ島」観に行こう!』


私が車を出す代わりに、母がランチを奢ってくれるのが今や暗黙の了解なのだった







鬼才ウェス・アンダーソン監督が、ストップモーションアニメでまた新たな世界を見せてくれた。











「犬ヶ島」は、全編から日本愛がほとばしる、辛口で壮大な冒険物語だ。





舞台は近未来の日本の架空都市「メガ崎市」。
独裁的で猫愛好家の小林市長は、伝染病を口実に全ての犬をゴミの島へと追放する。




愛犬を救出するため、この島に一人降り立った少年、市長の養子で孤児の小林アタリは、5匹の犬たちと共に愛犬を捜す旅に出る。





次第に心を通わせ合う少年と犬たち。
しかし、更なる陰謀が彼らを待ち受けていた。



少年と犬の友情を核にしながらも、そこはアンダーソン監督、随所に毒とユーモアがたっぷり。





独裁者による弱者の「排除」。

ペットと野良犬を隔てる「格差」など、
現実世界への批判的なコードも埋め込まれている。

どこか人間離れした少年に対し、犬たちは実に「人間味」に溢れ、個性豊か。



懐かしくもシュールで不気味な日本には、ヤクザ映画や怪獣映画へのオマージュが散りばめられ、日本人なら思わずニヤリとしてしまう小ネタも満載。


それもそのはず、監督は黒澤明監督に影響を受けているという。


和太鼓の音が鳴り響く冒頭シーンから、一気に異界へ。
スパイスの効いた和食のような、風変わりだけど病みつきになる味わい。



滑車の付いたリフトで、不要な犬たちが次々とゴミの島へと運ばれていく。


これって?

日本の保健所やセンターで行われる犬や猫を殺処分させる現状を彷彿とさせる。



今作は現実の日本とは
何の関係もない監督のファンタジーというが、

舞台が日本という設定も、
また未だ何万頭もの犬猫を殺処分させ、命の売買ビジネスのペットショップが当たり前に存在する動物福祉後進国の日本を風刺しているように感じるのは私だけじゃないはずだ。




中身はご覧になっていない方もいると思うので
綴らないが、企画から4年の歳月を費やして作り上げた緻密な映像を是非ともおススメしたい。
再度観たいと何度思ったことか


ストップモーション・アニメは人形の細かい動きを1つずつコマ撮りし、1秒12コマ。

CGを使わないこだわり。
撮った静止画は14万4千枚!!

撮影は計445日に及んだ。
スタッフ約670人が稼働したという。


類い稀なるアナログ映画といえよう🎬🎞📽


監督の美学に即して、小林・メガ崎市長のスーツはテーラーに制作を依頼。

主人公アタリの髪は手で一本一本植え込んだというから、細部への精魂の込め方に驚くばかり。



過剰なまでの日本愛はくすぐったいが、凝りに凝った意匠に感嘆し、少年と犬の友情にほろりとさせられる愛に満ちた作品だ。


声優陣はオノ・ヨーコ他、
日本語吹き替え版では、渡辺謙、夏木マリ、RADWIMPSの野田洋次郎など。







終了後、母と中華ランチを

このお店は中国の方が経営され、母が以前会合で食べたら美味しかったのでまた行きたいと





黒胡麻担々麺
また絶対食べに来ると決めましたわ




ランチしながら、映画のことを何やかんや話して、犬や猫を取り巻く悲しい問題に思いを馳せました。


母は予防注射を病院だけでなく、公園や学校の校庭など公共施設で格安で行うことで、飼い主としての自覚を促したり、


また病院で予防注射を受ける際は、格安で去勢避妊手術をセットにし義務づけることで、安易な繁殖を避けられ、殺処分の減少に繋がると思う、と。




実はワタクシの母はTNRの師匠ですから




小学校低学年時に、当時放し飼いにしていた猫を増やすまいと母に連れられ、白猫を抱え動物病院に避妊手術に行きました🏥
母の実家は魚屋で猫と暮らしていたので、繁殖の凄まじさは理解していたのでしょう。



ワタクシは幼いながら、手術すれば赤ちゃんは産まないのだと既に理解していたのです。




さすがに不妊手術済みの印のサクラカットは当時は存在していませんでした。


現在のTNRは動物と共存する為に、
しかも命を奪うことなく考えられた
実に愛に満ちた、
知恵ある人間が作り出した素晴らしい活動だと思っています





映画の最中、ずっと鳴り続いていた和太鼓。

帰宅してからも、残存音は消えぬまま。


ドンドン、ドドドン…ドンドン…




猫問題に関わっていなかったら、勧善懲悪の良い映画だったな〜とお気楽に感じていただろうか。




少し悶々としていたところ、数日前に新聞をめくっていたらある記事を見つけ、
私と同じようにこの問題を捉えていることに安堵した。





映画『犬ヶ島』とのコラボ寄付企画「日本の犬を救おうSave Japanese dogs Project」5月25日開始

配信元:PR TIMES

2018.5.25

(PR TIMES) - リリース発行企業:株式会社朝日新聞社

世界に知って欲しい、日本が抱える動物問題の数々

株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)が運営するWebサイト「sippo(シッポ)」は、この度、動物関連団体へのオンライン寄付サイト運営の公益社団法人アニマル・ドネーション(代表理事:西平衣里、以下アニドネ)と、5月25日より全国で公開された映画『犬ヶ島』とのコラボレーション企画として「日本の犬を救おう Save Japanese dogs Project」を開始します。

■『アニマル・ドネーション』とは http://www.animaldonation.org/
動物のためにがんばる団体と愛する動物のために自分も何かしたいと思う人を結びつける、日本初の動物関連に限定したオンライン寄付サイトです。
アニドネが提供する情報をもとに、寄付支援者自らが寄付先(※)を選び、オンラインで直接寄付できるのが特徴です。寄付先は、特定の「ひとつの団体」への寄付、または、認定されている「全ての団体」への一括寄付のどちらかを選択できます。いただいた寄付金はサイト上にタイムリーに表示しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/9214/528/resize/d9214-528-526152-3.jpg ]


※ 寄付先は、動物のためにがんばる団体(補助犬団体・啓発団体・保護団体)が対象です。アニドネはこれまで、¥97,982,208(2018年5月25日時点)の寄付金をお預かりし、盲導犬、聴導犬、介助犬を育成する「補助犬団体」、動物に対する愛護活動や、動物のための福祉活動を中心に行っている「啓発団体」、迷い動物や飼い主による放棄により行政の動物愛護相談センターなどに収容されている動物を保護し、新しい飼い主さんを見つける活動を行う「保護団体」へ寄付をお届けしてきました。





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