side おーちゃん







『……すみません。
ワタシ…あの、社長側の……』

黒蝦君は
そこまで言って
止まった。





「黒蝦君。
顔上げて。
俺らの顔を見て話して」

「なぜ。
言ってくれたの?
真っ先にさ。
タイトル変えなくていいじゃん、て」





しばらくして
やっと顔を上げた。
弱々しい声。

『"美しい世界"って
ピッタリだな、って思いました。
初めて聞いた時に』

『だって。
この目で見てるから。
コンサートツアー
初めて経験した日。
想像もしてなかった、
あの空間』

『美しい。
こんなに美しい世界があるのか?!って』

『回を重ねるごとに
その感動は大きくなって』

『だから』





『だったらさ!
そんな
すみません、なんて要らないよ!
黒ちゃん、
ねっ?
ねっ!』

相葉ちゃん!
さすが。






『黒ちゃん……』

『黒ちゃんはダメだよ。
あの芸人さんとカブるから
黒蝦君がかわいそうたよ』

すかさず
かずが相葉ちゃんにツッコむ。



『んじゃ、やっぱり
ブラックタイガーじゃね?』

潤ものっかる。



『長いよ〜、それ。
そこはさ、
えびちゃんでしょ?
モデルさんカブりのほうが
良くね?』

翔ちゃんが正解?



みんな
くすくす笑う。






『社長も白井さんも
見えてないんですね』

丸さんがガッカリしたように言った。