このテーマは、お母さんの

肺がん闘病記がメインです。

初めての方はこちらからお読みください。

続きの方はそのまま読み進めてください。

 

 

7月5日

看護師さんが、
抗がん剤治療に向けて、
ホスピスで体力つけてきて下さい!
と、言われてお母さんもやる気。
 
 
でも、お母さん、ますます
話すことが不明瞭になってきた。
夜は痛みと悪夢に苦しんでいる様子。
夢と現実を混同している。
多少、モルヒネの作用もあるのかも。
 
 
7月6日
呼吸器内科の医師から
お母さんのガンに遺伝子変異はなく、
分子標的薬も使えない、と
お母さんに話があったようだ。
 
 
そして私が病院に行くと、
呼吸器外科の医師から、
これ以上積極的な治療は出来ないと
言われた。
 
 
私、1人で聞いた。
頭がシビれたみたいになった。
 
 
家族にこのことを伝えると、
余命は?とお父さんが聞いて来た。
 
 
もう一度先生に来てもらって聞いてみた。
長くて2ヶ月。
早くて1ヶ月。
 
 
 
でも、ずっと言われてる通り、
ガンの大きくなるスピードが
早いから、心臓を圧迫して
心停止になることもあるし、
ガンが脳に転移して、
呼吸中枢がやられたら、
突然呼吸が止まることもあると。
 
 
本当にこれだけは起きないようにと、
祈ってた。
 
 
治療方法を残したまま、
お母さんが急変することだけは
ないようにと家族全員思っていた。
 
 
明日がホスピスへの転院で
今日、治療はもう出来ないって。
なんというタイミングの良さ。
 
 
 
治療って言っても、
ガンに対しては何1つできなかった。
 
 
今の医学ってこんなものか、
とお母さんが、この日か、
また違う日かに言った。
 
 
なんで、こんなに転がり落ちるように
事がすすむの?
私は声を殺して泣いた。
 
 
お母さんに呼吸器外科の先生の
言葉を伝えると、朦朧とする中、
「納得した」って言った。
 
 
 
本当は怖いと思う。
納得なんてしてなかったと思う。
 
 
 
4人部屋だから、
要点をかいつまんでしか話せない。
デイルームに行く元気は
お母さんにはもうない。
 
 
 
帰りの車でワーワー泣いた。
お母さん、あと一晩の辛抱だからね。
早く明日になれ!
お母さん頑張れ!
そして、ホスピスでゆっくり過ごそうね。
そう願った。