フェーン現象が収まり、35℃をバリバリに超えてた日々から、35℃未満が多くなってきた関東平野。
それでも気象庁のサイトによると東京湾辺りの海水温が27〜28℃あるせいか、最低気温がなかなか27℃を切らない江戸川区です。
そんな関東にあった暑さが今は東海〜九州に行ってるみたいですね。
一部の地域では40℃の日もあったとか。
今年は台風が少ないせいで海水温が下がりにくいことも手伝って、暑さの出口はもう少し先になるのかしら。
今年の秋のお彼岸は9/19から。
”暑さ寒さも彼岸まで”と言うので、体調管理ももう一踏ん張り。
いや、ここ数年は10月中旬でもまだ暑いけど^^;;。
ああ、冬が恋しい…。
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さて、ガソリンエンジンの3要素と言えば、『良い混合気』『良い圧縮』『良い火花』。
どれもあまり詳しくはないけど、今まで何度かキャブレター弄ってきたことで、分解メンテ時の『良い混合気』のための注意点が少しはわかるようになってきたので、そんな過去の経験を記しておこうという今回は
キャブレターメモあれこれ
でございます。
*主にWEBER 28 IMB 系の内容です。
*詳しい人には「なにを今更?」な内容ですw。
*ダメなのはこういうやつ!というのはわかるかと思います。
*チューンナップ系の話はありません。
*ジェットの番手の検証などもありません。
*不具合なく普通に走るためだけのアレコレです。
*いつもどおり、分解などによる不具合は自己責任でw。
WEBER 28 IMBの各部名称は
今回はこれで統一します。
*海外パーツリストの名称を
使っているので、
日本での一般的な呼び方とは
異なるかもしれません。
たぶん…
↓
◯キャブレターカバー
→キャブの蓋
◯スロットルバタフライバルブ
→スロットルバルブ
→バタフライ
とかで通じると思うw。
この図では分かり難いけど、
28 IMB ではフロート室内に
メインジェットがあり、
対して
・
・
・
WEBER 26 IMBでは、
メインジェットは
メインジェットホルダーと共に
キャブレターボディの側面にある
という違いがあります。
また、
アイドルミクスチャー周りの形状も
28 IMBとは異なりますが、
概ね同様の内容になるかと思います。
*あれ?
26の方にはスロットルシャフトの
ダスト&エアシールの絵がないぞ?
本当にないのかな?
いやそんなことは…。
どうなんだろうww。
ということで
先ずは
・
・
・
WEBER 28 IMB同等品3種類の
ざっくりとした比較。
MEX号には元々FOS 28 SIAが
付いていた。
*FOS=ポーランド製。
WEBERのライセンス生産なのかな?
WEBER 28 IMB 5/250との作りの違いは、
スロットルシャフトの
ダスト&エアシールの形状くらいだった。
(詳しく見ればもっとあるのかもだけど。)
で、中央の
FOS WEBERダブルネームを持つ
28 IMB 5/250は、
某オクで”リビルト品”ということで
購入したけど、
こいつが詐欺レベルの粗悪リビルトで
全く使い物にならなかった。
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この件でキャブレターは消耗品であると
思い知り、
キャブレターのリビルト品は
買ってはイケナイ物となった。
一番右のWEBER 28 IMB 5/250は、
今時新品で購入できるリプレイス品。
現在のMEX号はこれを使用している。
使用前に
分解クリーニングの必要はあったが、
今まで特に問題は発生していない。
本来のWEBERとの違いは、
キャブレターカバーに
フィルターがないことと、
フロートが樹脂だったことくらいだろうか。
*樹脂フロートは真鍮製と互換性あり。
同上裏側。
違いは中央の
FOS WEBER 28 IMB 5/250の、
スロットルシャフトの固定が
両端ともにナットだったくらい。
スロットルシャフトの径と
ダスト&エアシールの形状さえ把握すれば
WEBER 28 IMBの補修パーツが
使えそうに見える。
ではここからは
ダメになったパーツと、
こうなったらダメよね、
という内容です。
元のFOS 28 SIAは
・
・
・
スロットルシャフトと
キャブレターボディの間にある
・
・
・
ダスト&エアシールが
長年の使用で痩せてしまい、
この部分からエアを吸うようになって
しまった。
いわゆる二次エアというやつ。
これが起こると
余計な所から空気を吸うせいで
キャブレターが息継ぎするようになったり、
せっかくキャブレター内で作った混合気の
比率が変わってしまう(薄くなる)しで
良いことがないので、
ダスト&エアシールを交換しようと探すも、
どうやらWEBER IMBタイプとは
形状が異なるようで、
FOS 28 SIAの補修パーツが
見当たらないという非常事態に。
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そこで手に入れたのがリビルト品の
・
・
・
FOS WEBERダブルネームな
28 IMB 5/250。
ただこいつが先に書いたように
とんでもなくインチキな品で
・
・
・
そもそもフランジが反りまくっていたのを
すごい削って均したっぽいのだが、
1の様に一部削りに失敗している他、
2の様にスロットルバタフライバルブも
削られており、
本来は
円形のベンチュリー(混合気が通る風洞)
に対して
きっちり閉じなければいけないのに
周囲は隙間だらけな上、
3に至っては
いったい何をどうしたら
こうなるのか理解に苦しむが、
歪んでしまっていた。
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そればかりか
・
・
・
フロートピンは真鍮棒を
ニッパーで雑に切って
無理に突っ込んであったせいで
フロートピン差し込み穴は歪み、
穴は開いてなさそうだったけど
フロートは凹み
・
・
・
フロートニードルバルブの
ボールは押すとちゃんと動くも、
ニードルは中間辺りに段差が。
段差付くなら
もっと先端じゃないかと思うのだけど、
そういうものなのか?
*ニードルに段ができると
給油量が適切にならないのでOUT。
つまりニードルも消耗品。
そもそも”リビルト”とのたまうクセに
汚すぎるし。
トドメの一撃は、
「スロットルシャフトの動きが渋いなぁ。」
と思ったら
・
・
・
「なんじゃこりゃー!」
ちゃんとしたダスト&エアシールではなく、
径の合っていない
インチキなナイロンチューブを
これまた雑に切って強引に突っ込んであり、
「これじゃスムースに動くワケなかろう!」
状態だった。
その他、
ネジ山は潰れ、
チョークのレバーは歪み…等々。
それらはECサイトの写真では
上手く角度をずらして撮ってあり、
写っていなかったのです。
これはもう騙す気満々でしょう。
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どうです?
これでもオクに出ている
誰がリビルトしたかもわからない
キャブレターを買いますか?
リビルト品買うなら、
絶対に信頼できるショップ以外で
買っちゃダメよね。
*繰り返しますが
キャブレターは消耗品です。
そのように
高い勉強代を払って学習したことで、
「当時物なんて考えは捨てて
ちゃんとしたのを買おう!」
となり
・
・
・
届いたのがリプレイス品の
・
・
・
新品のWEBER 28 IMB 5/250。
スロットルバタフライバルブは
・
・
・
きっちり閉じていた。
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中身確認のため分解。
インシュレーター側のフランジにあった
多少の傷が気になったので
耐水ペーパーで平滑にしておき、
ジェット類も含めて
全ての穴にパーツクリーナを
『ブシュー!』
と噴きまくって洗浄。
案の定、
一部に小さなゴミが詰まっていた。
フロートニードルバルブの
ボールがちゃんと動くか確認。
ジェットの番手などは
メモ替わりに写真で記録。
エアブリードジェットは
FOSは220番だったけど
190番が入っていた。
そのエアブリードジェットの下には
・
・
・
エマルジョンチューブが入っている。
メインジェットは115番。
チョークジェットはこんな形状。
確認・洗浄が終わったら
・
・
・
WEBER 28 IMB が載っている
・
・
・
ヘインズの
FIAT126ワークショップマニュアルを
見ながら
フロート位置を調整。
*ヘインズの126のマニュアルには、
WEBER 28 IMB 1
WEBER 28 IMB 3
WEBER 28 IMB 5/250
FOS 28 IMB 12/250
について言及されており、
キャブレターの種類によって
フロート位置の数値は
微妙に異なっていました。
(ややこしい!)
*あくまで”マニュアル上の数値”なので
フロートを
厳密にセッティングしたい人は
プロに頼みましょう。
ジェット類のOリングに傷や痩せ、
変形などの不具合がないか
確認しながら組み立て。
*アイドルミクスチャースクリューは
とりあえず奥まで締めためた後に、
1.5回転ほど緩めておき、
エンジン始動後に調整。
*で、どういうワケか
アイドルミクスチャースクリューの
Oリングが傷みやすいので注意。
*先に書いた様に
このタイプはキャブレターカバーに
フィルターが無いので、
燃料ホースにフィルターが無い人は
燃料ホースにちゃんとしたフィルターを
付けた方が良さそうですね。
取り付け準備中の写真。
インシュレーターはフランジ面や
ヘッド側の面を、
サンドペーパーで平滑に均し済み。
そうそう、
26 IMBから28 IMBに交換する人は、
インシュレーターやガスケット、
インマニを用意するだけではなく、
この2本のスタッドボルトの長さに
注意してください。
26 IMB用のスタッドボルト
(特にタペットカバー側)は短いので、
28 IMBを付けると
固定用ナットの取り付けが
厳しいといことが、
過去にお手伝いでありました。
↓
*追記:
26→28に変えた時の
写真が出て来たので貼っておきます。
こっちが短かかったので
ワッシャーを省いて
ロックナットで辛うじて固定。
インシュレーターとガスケットを
取り付け
・
・
・
キャブレターを取り付け。
*キャブレター固定ナットの
締め付けすぎに要注意!
締め付け具合はキャブレター密着して
ナットが緩まない程度という塩梅です。
よくあるのが締め付けすぎによる
キャブレターボディの歪み。
そのせいで
スロットルバタフライバルブ周囲に
隙間ができたら、
そのキャブレターはもう終わりです。
(補修できなくはないのだろうけど、
精度と手間を考えたら買った方が早い。)
そして完了の図。
*これらは全て過去の写真なので、
今回整備した訳ではありません。
ということで、経験で得た注意事項は
1)各部からのガソリンの漏れはないか。
2)フロートニードルバルブの段差に注意。
3)各ジェットやキャブレターボディの穴の詰まりに注意。
(詰まる=ゴミの出どころを探して対処する。)
4)各ジェット類のOリングに不具合はないか。
5)フロートの穴開きに注意。
6)フロートの高さ(油面)に注意。
7)スロットルシャフトの二次エアに注意。
(スロットルシャフトの二次エアは補修パーツでなんとかなることも。)
8)スロットルバタフライバルブが隙間なく閉じるか注視。
(隙間ができている=キャブレターボディに歪みがあるので、その時点で寿命と思った方が良い。)
9)キャブレターとインシュレーターの間からの二次エアに注意。
10)二次エアが怖いからといってキャブレター固定ナットの締め付けすぎに注意。
11)動くべきところがスムースに動くか確認。
12)キャブレターのアフターパーツを買うときは、キャブレターの番号に注意する。
13)キャブレターは消耗品である。
*WEBER IMB のガスケットには液体ガスケットを併用しません。
ということです。
WEBER 28 IMB(26や24もでしょうけど)というキャブレターは、街乗りから高速道路までこなしてくれる包容力のあるキャブレターだと思っています。
MEXは峠を攻めたりレースもしないし、そもそもそんなに加速やスピードを求めていないので、650cc+WEBER 28 IMBで充分^^。
パワーの出るキャブレターにすると調整がデリケートになっちゃうし…。
もちろんそれが楽しいのも理解はできるし魅力的!ではあるのだけれど、普段使いの足車だとやはり安定を求めてしまうのですw 。
↓
□工具について。
WEBER 28 IMBって、アイドルミクスチャースクリューなどはマイナスネジ部が筒の中に入っていく。
普通のマイナスドライバーだと、先端から軸の方に向かって幅が広がっているので筒の途中までしか入らないことも。
だからと言って細いドライバーを使うと、ネジのマイナス溝よりも小さいのでガタつきがあり、ネジを溝を傷めてしまう。
それが嫌で使っているのが
・
・
・
PB SWISS TOOLSの
マイナスドライバー。
先端が等幅で角を丸めてあり
・
・
・
あ、ピンボケ失礼。
先端の厚みがくさび状になっていないので
ネジ溝にフィットしてガタつきが少なく、
ネジ溝を傷め難いんです。
でもビットなら
PB SWISS TOOLSに限らず
等幅で先端がくさび状じゃないやつが
ほとんどかな?
*因みにPB SWISS TOOLSには
キャブドライバーという、
キャブレターに特化したのもあります。
↓
お安くはありませんが^^;;。
キャブレターメモあれこれ_END








































