主人と子供たちとスーパーやショッピングモールに行く。
そんなときにふと…
きっと
私たちは普通の幸せな家族に見えている。
おとうさんとおかあさんとこどもたち。
うん。
普通の幸せな家族だけど、
私はがん患者だ。
普通ではない。
見た目では手足も目も自由に動き、
荷物も持ち笑って会話もしている。
だから、他のファミリーも
実は笑顔のそのむこうはわからないって
分かってるはずなのに…
眩しく見える。
羨ましい。
大好きなおひさまにも嫌われた私。
紫外線もダメ。
一昨日、奥歯のインレーが取れた。
そして左胸に小さなしこりを見付けた。
これはなんだろう…
6月にエコーやマンモばかりなのに。
これはそのときに言われた嚢胞なのか?
それとも転移だろうか?
また告知の日を思い出した。
不幸中の幸いにも手術して生き延びて
すっかり忘れていたこの恐怖の時間。
こどもたちの泣き声と不安そうな顔。
抱き上げられない力のない自分。
明日は病院に電話をしよう。
怖いけど1日たりとも逃げてはならない。
逃げたって解決しないことはもう知ってる。
ビクビクすれば、すぐに大きくなって
私を支配しようとするだろう。
でも今日は何度も何度も呟いてしまう。
ぽんこつ…
私の体はぽんこつ…
次から次へと壊れていく。