(和)
ふわふわ夢見心地なまま
お風呂から出て
星空を見上げながら
さっきのところまで戻ると
みんなでカレーを食べた。
とても美味しかった。
全員で片付けをして
お部屋へと移動すると・・・
雅紀「うわー。広ーい」
翔「合宿も出来そうなところですね」
潤「床暖房になっているのか」
父さん母さんは主寝室に
俺たち五人は大きな和室に
それぞれ休むことになった。
布団を自分で敷く。
左の端っこに
んしょ、んしょと運んでいると
智さんのお布団が隣に来た。
和「・・・・・/////」
智「・・・・・/////」
お布団を敷いて
見つめ合っていると
翔「ベランダのお風呂、温泉だ」
雅紀「え!すごい」
潤「入っていいんですか?」
和父「どうぞどうぞ」
和母「私たちはもう休みますね」
口々におやすみなさいを言って
翔さんら三人はもう一度お風呂へと
行った。
・・・ふたりきり・・・
智「歯ブラシ🪥🪥」
和「あ、ありがとう」
ふたり並んで歯磨きをして
お風呂・・・どうするのかな・・・
入ってもいいし
もう入らなくてもいいけれど
なんて思っていたら
智「手・・・繋いで寝よう」
和「は、はい」
お布団をくっつけていたけれど
その夜は手を繋いで眠った。
・・・夜中。
眠れないでいると・・・
ペパーミントの香りが
暗闇の中
何度も頬に唇に感じるうちに
その優しい温かな体温に包まれて
・・・眠った・・・
*ララァさんのお写真です*
一夜明けて爽やかな朝。
朝ごはんは喫茶さくらんぼ🍒の
モーニングが並んだ。
潤「懐かしいなー」
雅紀「このフレンチトースト
家でも作って食べてるー」
翔「ほら、みんな手を動かして」
みんな手慣れた様子で
フレンチトーストにサラダに果物を
パパパっと七人分
それに昨夜のカレーも添えて
もちろん珈琲も。
「いただきます」をして
そしてやっぱり全員で片付けをした。
横浜へ帰らないといけない・・・
家族の車に乗り込むのは
父さん母さん翔さん雅紀さん
・・・と、俺・・・
智さんから離れることが
間違っているような気がして
和「・・・・・」
智「・・・・・」
じっと見つめ合ったまま
みんなの前で
抱き合うことも
キスをすることも
出来なくて・・・
それぞれ挨拶を交わしている。
ありがとうございました、とか
またお会いしましょう、とか
色々・・・
和「・・・・・」
帰りたくない
そばにいたいの
その一言が言えない・・・
いや。
ファースト・ラブだけど、さ。
和父「ほら、和も。乗りなさい」
智「・・・あのっ」
和父「はい」
智「和くんの大学の冬休みは・・・」
和「あ、再来週から」
智「じゃあ、来週はまだ大学行って」
和「・・・はい・・・」
智「その次の週は・・・」
和父「私の田舎へ帰る予定ですが」
・・・そうだ。
年末年始は、父さんの方へ帰るから
それは・・・山形じゃないから・・・
智「きっと・・・また会おう」
和「・・・ん・・・」
帽子を目深に被って
車に乗り込んだ。
眠っているフリをして
会話に入らなかった。
どんどん・・・山形から離れていく。
どんどん・・・
どんどん・・・
もう・・・恋しいよ・・・
